表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「❤️彼女の妹 彼女の親友 Ⅰ」黒のストッキング姿の長身美少女の彼女の妹が突然部屋に上がり込んだ夜。机の下で絡みつく白い脚、迫るゴスロリ。  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓
第3章 真中真理子と曽根崎アンヌ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/95

第12話(1) さあ、みなさん、再演ですわよ!

《《2026年11月、駒場祭の楽屋》》


 ステージの熱気がまだ体に染みついたまま、私たちは楽屋に戻ってきた。汗とベルベットの甘い匂いが混じり、誰もが息を荒げている。真理子は満足げに扇子を広げ、アンヌ先生は無表情のまま水を飲んでいる。恵美さんはスマホで動画を確認し、凜花は「やったー!お嫁に行けないレベルだったね!」と笑っていた。


 凜花が私の肩を叩いて言った。「遥、"Total Eclipse Of The Heart"のあなたのパート、男子がうっとりして見てたよ。可愛かった!」

……私、お嫁に行けるのかしらね?


……私たち『ゴスロリ文化会』の横の、まだ着替えていない『AKIBA』と『エヴァンゲリオン』のコスプレ衣装たちの『コスプレっ子❤️』の面々はお通夜だった。インスタ、YouTubeのアップ動画は、圧倒的に!圧倒的に、前半30分の『コスプレっ子❤️』ではなく、後半30分の『ゴスロリ文化会』だった!勝利!


「あ、あんた、ここ、音、外してんじゃん!あんたのせいよ!」

「あなたこそ、歌詞、忘れて口パクしてんじゃないの!」

「なにを~!」

「やるっての?」


 エヴァンゲリオンの綾波レイが胸ぐらをつかみ、トップスがズルッと下がってピンクの胸ポロ。相手も負けじとマリ・イラストリアスのスカートを引き下げ、紫のハイレグが丸見えになる。


 その横では、前田敦子が板野友美に馬乗りになって髪を引っ張り、板野友美が股間を蹴り返す。双方のパンツが完全に露出していた。


 ステージでやれば良かったのに……。


『コスプレっ子❤️』の部長、美少女、遠藤女史が真理子の横に来て、「完敗だわ。売上の七割もしょうがないわね……」と言った。え?そんな話をいつの間に?真理子、ぬっけめないわね!


「まあ、しょうがないですわ。遠藤さんも『コスプレっ子❤️』を辞めて、こちらにいらしたら?」真理子が優雅に微笑む。

「……ゴ、ゴスロリ、買ってくれる?」

「買えますわよ。でも、ハイレグパンツ見せが条件ですわよ」

「パンツぐらい、同じコスプレ、無問題だわ……あ~、悔しい!」


 その時、楽屋のドアがノックされた。


「失礼します。音楽プロダクション『アルファ』の担当、佐藤と申します」入ってきたのは三十代後半のスーツ姿の男性。手にタブレットを持っている。「今日のライブ、勝手に収録させていただきました。素晴らしい……本当に素晴らしいです」

「ありがとうございます」と真理子と遠藤女史が頭を下げた。


「収録をしたのですが……これをYouTubeに公開、無課金と課金とで、『コスプレっ子❤️/ゴスロリ文化会』認定の公式動画で配信できませんか?ギャラは収益の20%お支払いいたします」

「あら?20%……遠藤さん、どうなさいます?『コスプレっ子❤️』も商品価値があって、よろしかったですわね」


「……佐藤さん、私たちの『コスプレっ子❤️』前半部と『ゴスロリ文化会』後半部を通しですか?」

「……分けようと思ってますが……」とちょっとバツの悪そうな佐藤さん。

「……真理子、公式認定動画は受けても良いんじゃない?」

「いいわよぉ」


「佐藤さん、公式認定動画、お受けします。ただし、『コスプレっ子❤️』前半部は不要です。恥の上塗りはプライドが許しません!ただし、収益の20%は主体の『コスプレっ子❤️』と『ゴスロリ文化会』の半々でお願いします!」と遠藤女史は、真理子にアカンベエをした。

「あら、遠藤さん、もったいないじゃないですか?それでも、私たち、構いませんけど」と言うけどさ、私と凜花、恵美さんとアンヌ先生の承諾を得ないの?……得ないのだよね、真理子だから……。


 遠藤女史が自分たちの方に帰っていった。


 佐藤さんが小声の内緒話で、「特にゴスロリ文化会の皆さん。パンツ丸見えの演出、観客の反応、すべて計算通りでしたね」と言う。


 真理子が優雅に微笑む。

「ありがとうございます。企業さんに注目頂いて、光栄ですわ」

「実は……第二弾のコンサートを、私どものプロダクションでマネージメントしませんか?女子高生制服コスプレ、陸上部ユニフォーム……究極のハイレグボトムで」佐藤さんはすぐに切り出した。


「45分から60分ぐらいのライブ形式で、構想は、公開ステージとスタジオ収録です。ギャラは……」

「ギャラは?」済まし顔の真理子。真理子がスカートの裾を指先でイジイジと摘まみ、少しだけ持ち上げた。黒いレースの勝負パンツがチラリと見える。


 佐藤さんの目が一瞬泳いだ。「動画の編集権・著作権・販売権をすべて『アルファ』に譲っていただけるなら……1000万円で如何でしょう?」


 真理子は微笑みを崩さず、膝上のラインを露わにするように、少しだけスカートをたくし上げた。黒いレースの端がチラリと覗く。


「もう一声、欲しいところですわ」真理子は微笑みを崩さず、さらにスカートをたくし上げた。

「ただでも良いという子もいますが?」佐藤が苦情を言う。


 真理子は肩をすくめた。


「でも、佐藤さん。私のパンツを見て、1000万と言いましたわよね?それは、私たちの商品価値ですわね?」

「……」

「それが、私たちの商品価値ですわ」

「……では、1200万円!」佐藤さんは喉を鳴らし、額に汗を浮かべて言い直した。

「もう一声!」


 真理子の指先がさらに深くフリルを分け入った。黒いレースの勝負パンツが、露骨にその姿を現す。


「……1500万円!」


「契約成立ですわ」真理子はにこやかに微笑み、立ち上がると、今度は横に立っていた私のゴスロリのスカートをサッとめくった。

「ついでに、おまけで……こういう脚です。サンプル紹介ですわ」私の黒いハイレグパンツが、佐藤さんの目の前で丸見えになる。

「おい……真理子!私!?」


 佐藤さんは頭を抱えながらも、その視線は釘付けになったように私の脚を凝視していた。……私の脚に、1500万の価値が乗ったっていうの?


 真理子は悪戯っぽく笑った。

「これで第二弾、決まりましたわね。タイトルは……『ゴスロリ文化会、第二弾 ~制服と陸上部とハイレグの夜~』」


 遠藤女史が遠くからこちらを見て、悔しそうに唇を噛んでいた。七割持っていかれた反撃は、結局真理子の完全勝利だった。


「佐藤さん、私たちの他に、優秀な男性陣もおりますの。デュエットをくわえたら、もっと魅力的なステージになりますわよ。練習段階で、見てくださらないかしら?」

「真中さんが言われるなら、男性のオーデションもしますが、推薦を受け付けますよ」

「了解です。では、契約書類とかは後日、別の席で」と真理子と連絡先を交換して、佐藤さんは帰った。


 これ、悠馬たち男性陣も加わるってこと?どうなるの?何の曲を演奏するのかしら……悪い予感が……。


 でも、私たちは再びステージに立つことになった。



※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

※飲酒喫煙シーンが書かれてあります。

※性描写を含みます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ