表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世もちは、今日も秘密を隠す。  作者: のん
前世もちは秘密を隠す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/573

騎士、迷惑好意?


現在ルウイさんの腕の中にいるんですけど・・。

・・・こんなの婚約者さんに悪すぎなんですよ。流石に普通の枠外に生きてるけど、これはまずいから!!


嬉しそうに後ろから私を抱きしめてるルウイさんを、顔だけ動かしてキッと睨む。



「・・・ルウイさん、婚約者さんがいるのに、これは不貞行為では?」



・・言うといて、「いなくなったら嫌だ」とか言ってた自分の胸に突き刺さる〜〜〜〜。盛大なブーメランに自分で死にそう。・・・でも、やっぱりこれはいけない・・。

胸は最高潮に痛いけど。



ルウイさんは、少し目を丸くして私を見る。


「・・解決したと、話しましたが・・」

「解決って・・・??そういうの、よく知らないんですけど・・」


「ああ・・、そうでしたね。ええと、解決というのは、婚約を解消したんです」



え?そうなの??

なんで?だって、お茶したり、手を繋いだり、遊んでたんでしょ??



「え・・?だって・・」

「流石に6歳の子を婚約者だと言われても、受け入れられませんし・・」


「6歳???!!!」



騎士団長様て、そういう趣味なの???一気に引いた顔になると、ルウイさんが慌てて訂正する。


「娘さんのご両親が、ちょっと思い込みが激しい方で・・、流石に可愛らしいお年頃のお嬢さんをバッサリ切り捨てては可哀想だったので、何度かお茶はしましたが誓ってやましい事はしていません・・。というか、そんな考え幼い少女に持てませんけれど・・」



どこか遠い目をしたルウイさん・・。

オーウェンさんは、割とガチでありだと思ってたようですけど・・。



ルウイさんは、なんか気付いたら満面の笑みだ。


「トーリは、ずっと私や婚約者の事を心配してくれていたんですね」

「そ、そりゃしますよ!?」


「申し訳ありません・・、言葉が足りず・・。貴方を心配させてしまって・・」

「あ、はい・・。誤解は解けたので、私はこれで」


「何故ですか?私はこんなにも辛いのに」

「そんな満面の笑みで、どこが辛いのか・・よく分かりません」


なんか・・、安心したのは確かだけど、何でそんな嬉しそうなのかよく分からないんだけど・・。ルウイさんは、私を微笑みながらずっと見つめてるし。



・・・そっか、でも婚約者さんはいないのか。

心にぶっ刺さったブーメランを欲望が抜いてくれた。理性が、ちょっと呆れた顔をして私を見ている気がした。



まぁ、前世も込みで50近いけど、こういう事もあるさ。

そう思って起きようとするとルウイさんが嫌がって、なかなか離さない・・。悪意があるわけでも、害意があるわけでもないから、奴隷紋が反応しないんだろうなぁ・・。



命令すれば、体は自動的に離れるだろうけど・・

人間として扱っているわけだし、それはしたくない。


・・しかし、離さないルウイさん。



理性と、欲望を緊急招集した。

一つ提案をすると、理性と欲望は大いに揉めた。しかし、普段から私は欲望に甘い。理性はあっさりと勝負を諦めた。然るに・・、行動に移すか。そう思ってルウイさんの方へ体を向けると、ルウイさんは抱きしめてるくせに驚いた顔をする。



「・・ルウイさん、自分を今後大事にすると誓いますか?」

「・・・え・・?」


「誓いますか?」

「・・し、しかし・・、それができない時も・・」


「じゃあ、出来るだけ自分を大事にして下さい!」

「・・・はい・・」


・・・よし、言質は取った!

ルウイさんの額をそっと触る。

うん、熱は出てない。



ちょっと髪を掻き分けて、体を少し起こしてルウイさんの額にキスした。



・・・・なんか、チュッて音が鳴ったのは想定外だ!パッと体を離して、瞬間ルウイさんが驚いて腕が緩んだのでその隙に抜け出した。く、クレームは後で受け付けるから!!!今は勘弁して!!!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ