第七十二話 国を超えた信頼は、いつか故郷を変える力になる
芽月・二十八日の朝、借家の居間には、荷造りを終えた鞄が壁際に並んでいた。
今日で、この家の契約は満了する。
ミラから、朝のうちに昨日の配信占拠に関する声明を出すと、知らせが届いていた。朝ごはんを食べ終えると、パックが通信機の画面を見せながら言った。
「ミラの声明、出てるぞ」
私とキューが両側からのぞき込み、ロミオは後ろから画面を見た。
ミラの配信の公式サイトには、
『昨日の配信をご覧になっていた皆さま、ご心配をおかけしました。私は無事です!けがはなく、機材にも被害はありませんでした。最終戦をお届けできなかったことだけが残念です。
人質になっている間、議場の中継を、私も画面の外から見ていました。水道代が上がっていることは知っていたのに、それがどこで、どうやって決められているのか、私は何も知りませんでした。そのことに気づけましたし、実害はなかったので、被害届は出しません。ただ、思うところがあり、しばらくの間、配信はお休みします。またいつか、どこかでお会いしましょう!!』
という、短い文章が載っていた。
「ミラ、うまいこと書いたなぁ」
キューが感心したように言うと、台所からドーラが顔を出した。
「被害届を出さないこともちゃんと書いてくれてるじゃないか。これなら誰もあの子を責めやしないし、昨日の件も事件にならないね」
私たちの正体がバレていないとはいえ、捜査対象になったらどうしようという不安が少しあったので、安心だわ。
少しの間、昨日の占拠についてそれぞれの立場から話していると、玄関のベルが鳴った。帽子を目深にかぶったハーン議員を先頭に、ハロルドさん、グレンさん、ベアトリスさんが続いて入ってくる。
「昨日は、大活躍だったな。おかげで採決が延期になった。礼をいう」
ハーン議員は椅子に腰を下ろすなり、そう切り出した。ロミオが答える。
「昨日の件は、関わった全員の力で良い形に着地できたと思う」
「ああ。だが、差し戻しが決まったわけではない。審議はいずれ、必ず戻ってくる。そのときに議場の外にどれだけの目があるか、それでこの国の未来が決まる。鍵は、国民の声だ」
「昨日の数字が、そのまま続くといいんだけどな〜」
パックの言葉に、ハーン議員は苦笑した。
「一日でひっくり返る国なら、私は何年も負け続けていないさ」
話がひと段落するのを待って、ハロルドさんが小さく咳払いをした。
「私から一つ、ご報告があります。実は……昨日の朝、辞表を置いてきました」
「は?」
パックの声が裏返った。みんな、目を丸くしてハロルドさんを見つめた。
「昨日の朝って、乗っ取りの前に???」
「ええ。熊の頭をかぶってから辞めるのでは、順番が逆でしょう?」
ハロルドさんは涼しい顔で言った。ドーラが吹き出し、ベアトリスさんは口元を押さえて笑いをこらえている。こんなに紳士的で真面目な感じなのに、お茶目なところがあるのね。
「役所の中にいても、私は国としての立場でしかものが言えません。ですが、外に出れば、言いたいことを言えます。この国の水道管のことは全部頭の中にはいっています。表だっての活動はハーン議員にお任せし、私が裏から支える方ができることが増えると思いました。正義団としての活動を、これからも続けていくつもりです」
「今回のことで、これまでとは違った心強い仲間が増えたと思っている。表は私が引き受けよう」
ハーン議員が力強く宣言し、ベアトリスさんもうなずく。
「後援会の名簿から、正義団の活動に賛同しそうな方へ、声をかけていこうと思っておりますの。昨日の配信のあと、事務所に問い合わせをくださった方もいらっしゃいますから」
グレンさんも身を乗り出して、話し始めた。
「俺も、黙って待つのはやめることにしたんですよ。レテ高地の水を守るのは、そこに住む俺たちです。だから、国が決めたことを見張る会を作ろうと思って。まだできることはあるはずだ」
ロミオは、居間に集まった顔を、一人ずつ確かめるように見ていた。そして、さきほど話し合ったばかりのことを、代表して伝える。
「私たちは今日、この国を発つ。短い間だったが、共に行動できたことは得難い経験だった。これからも協力し合いながら、より良い国づくりを行っていきたいと思っている。ここへ来る前のスポイルにも仲間がいる。こうしてネットワークを広げていくことが、将来的に役に立つと思う。水のことで何か動きがあれば、ぜひ知らせてほしい。私たちも、これから向かう国のことなど、有益情報があれば伝えていきたい」
「ありがたい。我々はまだまだ少数派で力がないのが実情だ。しかし、手に手を携えて仲間や協力者を増やしていければ、展開をひっくり返せると私は信じたい」
ハーン議員が手を差し出し、ロミオはその上に自分の手を置いた。そこにいる人たちが、一人ずつ手を重ねていく。国づくりに真摯に向き合う人たちとこうして協力体制が作れたのは、ネヴァやムストに戻ってからきっと役に立つ。
そんな予感に、胸がすごくふるえた。
皆が帰る段になって、ロミオがハーン議員たちを呼び止めて、言った。
「最後に一つ、聞かせてほしいことがあるのだが、いいだろうか。実は体の不調を根本から治すという、水を使った治療を探している。何か情報を持っていないだろうか」
ハーン議員とベアトリスさんは顔を見合わせ、首を横に振った。グレンさんは質問の意味がわからないようだった。そんな中、ハロルドさんだけが少し考えるように視線を上げた。
「治療、ですか。私自身は存じません。ただ、役所の同期だった男が、以前に学会でそういう話を聞いたと言っていた気がします。水について何でも調べる男で、興味本位で参加した学会で面白い話を聞いたと。それが「水」で体を治療するという話で、たしかロゴス国の研究者だったはずです」
「その研究者の名前をご存じだろうか?」
「申し訳ありません。名前までは聞いていませんでした」
「そうでしたか。でも、重要な情報です。心から感謝します」
「いいえ、こちらこそ、しっかりとした内容を覚えていなくて」
「ロゴス……」
キューとパックが呟く。
ハロルドさんが口に出した国の名前を、私も胸の中で繰り返した。
「同期に連絡を取ってみます。何か分かれば、すぐにお知らせします」
「よろしく頼む。私たちの次の行き先が、今決まった」
ロミオがそう言って私を見たので、大きく頷いた。
+++
客人たちは、人目につかないよう少しずつ時間をずらして借家を出ていった。
最後に残ったハロルド氏は、玄関で振り返って、「旅の安全を祈ります」と言い帰っていった。水の説明会に参加した時は、このような縁になるとは思わなかった。ムストにいた時とは違う、少しずつ手応えのようなものを感じていた。
昼前、大家のヨルゴス氏に鍵を返した。借家の門を出たところで、オギーが鞄を肩にかけ直した。
「出発の前に、一つだけ片づけたいことがあるんだ。南部にある俺の部屋、球団が借りてたマンションでさ。辞めたから、引き払わないといけない。そのままじゃ、旅には出られないから」
「では、私たちも手伝おう」
「荷物はそんなにないんだ。実家に送る手配をするくらいで、すぐ終わる。ロゴスへの国境も南側だから、みんなで南部まで一緒に行って、そこで少し待っててほしいッス」
それからオギーは、何か思いついたように、ジュリエットのほうを向いた。
「その間、果樹園に行ってきたらどうかな。姫ちゃん、陽炎蜜柑が好きだって言ってたよね。俺の部屋から近いところにいい果樹園があるんだ。果物狩りができるよ!」
「果物狩り?」
「果物狩り!!!」
ドーラがものすごく食いついた。ジュリエットがびっくりしている。
それにしても、果物を狩るというのは、適切な表現なんだろうか?
怪訝な表情をしているだろう私をみて、オギーが補足説明をしてくれた。
「狩るっていっても、木からもいで食べるだけだよ。入園料を払えば、園の中では好きなだけ食べられるんだ。持って帰る分は、別料金になるけどね」
なるほど、獲物を仕留めるわけではないらしい。私が胸をなで下ろしていると、パックが身を乗り出した。
「食べ放題ってことか?」
「そういうこと」
「マジか」
パックの目の色が変わった。その隣で、ドーラはもう籠の大きさを指で測るような仕草をしている。
「持ち帰りは別料金ってことは、量り売りかい。ジャムにするなら、どれくらい要るかねぇ」
「ドーラさん、煮る場所がないわ」
ドーラは「そうだった」と肩を落とした。ジュリエットは笑いながら、私を見上げた。
「ロミオ、私、果物狩りがしてみたい!」
飯会の夜、エリュシオンにいる間に、陽炎蜜柑をいくらでも食べさせてやりたいと思った。それなのに、慌ただしい日々が続いて、とうとう今日が最後の日だ。
「絶対に連れていく」
私たちはその足で駅へ向かい、南部行きの列車に乗った。列車を降りると、空気が首都よりもずっとやわらかかった。オギーは自分の部屋へ向かい、私たちは一旦オギーと別れ、教わった果樹園へ向かった。
斜面一面に蜜柑の木が並んでいて、枝という枝に、小さな灯りのような実がなっていた。入口で籠を受け取るなり、ジュリエットが斜面を駆け上がっていく。
「ロミオ、見て!こんな低いところにもなってるわ」
「オギーに聞いた話では、日の当たる斜面の上の方になっているヤツが甘いと言っていただろう?皮に陽炎みたいな揺らめく模様が出てるのが食べごろらしいから、チェックが必要だ」
「そうだった〜〜〜」
ジュリエットはものすごくはしゃいで、ニコニコしている。
籠に入りきらなかった分を両腕に抱えているから、
「姫さん、それ全部持って国境を越える気かよ」
と、キューにツッコミを入れられていた。確かに。
生ものだから、腐らせない適量を見極めた方がいいだろう。
私がそう言うと、ジュリエットは少ししょぼんとした。いや、全部持ち帰りさせたいのは山々だが、旅に適さないという話で……。最大限持って帰ろう。うん。
私たちがそんなやり取りをしているそばで、パックはもう陽炎蜜柑を食べ始めていた。
「うんまぁ〜」
「パック、はや〜い。私も食べる!!」
と言って、ジュリエットは皮を剥き食べ始めた。まん丸の蜜柑を頬ばる、まぁるいほっぺが可愛い。あんなに丸くて可愛いのは、ちょっと困る。
「好きなだけ食べるといい」
「もう三つ食べたわ」
ジュリエットは得意げに言って、四つ目の皮をむきはじめた。幸せそうに食べているのをみているだけで嬉しかったが、蜜柑籠は山盛りである。全部持ち帰るわけにいかないので、私もたくさん食べた。
オギーが追いついたのは、日が傾きかけた頃だった。
背中には、大きなリュックサックが一つ。
「お待たせ。片づいたよ。グローブだけは、持ってきた」
私たちが初めて会った時も、オギーのカバンにはグローブが入っていたと記憶している。大切なものなのだろう。ドーラが籠から蜜柑を一つ取って差し出す。
オギーは受け取って、
「南部の自慢なんスよ」
と、少し誇らしげに笑った。
果樹園を後にし、国境の門を越えたのは、日が沈む少し前だった。
次の行き先は、ロゴス国。
【ノーマン / ミラside】
裏通りの喫茶店は、その夜も静かだった。
「いつものでいいね」
マスターに頷いて、俺は奥の席に座った。ストーブの上で、やかんが小さな音を立てている。約束の時間には、まだ少し早かった。
昨日の夜、上に呼ばれた。優勝決定戦を、制御できなかった責任。私は乗っ取られた制御盤の前で何もできなかったと、同じ説明を繰り返した。そして、責任をとって辞めると告げた。長年この仕事をしてきたが、上司は特に引き止めなかった。ただ、口外禁止の誓約書に問答無用でサインさせられ、俺の二十年は終わった。
扉の鈴が鳴った。帽子を目深にかぶったミラが、店の中を一度見回してから、まっすぐこちらへ歩いてくる。
「呼び出して悪かったな。声明、読んだよ」
「上手く書けてたでしょ?」
ミラは帽子を取らないまま、向かいに腰を下ろした。俺は、ミラが注文を済ませるのを待ってから、話しはじめた。
「先に言っておく。俺、球場の仕事を辞めたんだ。試合を制御できなかった責任を取る形でね。口外無用の誓約書も書かされた。だから、俺の名前で何かを証言することは今後もできない。でも、このまま野球をいいように使われるのを見て見ぬ振りしたくないんだ。力を貸して欲しい」
「力を貸す?」
「ああ。この国の闇を暴いて、これ以上人生を狂わす選手を作り出さないようにしていきたい。金もある。ずっと受け取ってきた報酬に、ほとんど手をつけてこなかったから。使い道のなかった金だ。情報や資金面でサポートするから、一緒にこの国の膿を出すのを手伝ってくれないか?」
ミラはすぐには答えなかった。しばらく黙って、俺の顔を見ていた。
「答える前に、一つだけ言わせて。最終戦、制御しないでくれて、ありがとう。あれは、本物の試合だった」
そこまでは静かな声だった。
「でも、すぐには頷けないわ。オギーを表舞台から落としたのは、あなたでしょう。訓練生の頃から、あの人がどれだけ練習してきたか、私はずっと見てきたのよ。人生を狂わす選手を作らないようにしたい?それを、あなたが言うの?」
言い返す言葉はなかった。
「……そうだ。俺が言っていいことじゃない。分かってる」
ミラの声が低くなった。
「オギーは人生を賭けていた野球を奪われた。それを許すことはできない。でも……」
ミラは唇を引き結んだまま、俺を見ていた。
「……国に言われて、断れる人なんてそういない。あなた一人を悪者にして済む話じゃないこともわかってるつもりよ。そこまで子どもじゃないもの」
「この罪は一生背負っていくつもりだ」
やはり、ダメか。
何人もの人生を狂わせておいて、今更虫が良すぎるか。
この話を終わらせるつもりで、口を開きかけた時にミラが言った。
「……オギーが今どうしてるか、知ってるの?」
すぐには答えられなかった。あの夜、この店でロミオくん達は言った。今は一人ではない、と。あの若者たちがそばにいるなら、孤独に陥ることはないだろう。それでも、もう一つの言葉が耳から離れなかった。傷は深い、つまり野球を取り上げられたという絶望が、オーギュストを今も蝕み続けているかもしれない。
「ロミオくん達に会った時に、今一緒にいることと、彼がひどく傷ついているという話を聞いている」
ミラは少しだけ目を伏せて、それから俺を見た。
「配信占拠を打ち合わせる時に会ったわ。今でも毎朝、素振りをしてるんだって、試合に出るわけでもないのに。それから、八百長の話を聞いてショックで私が黙り込んでいたら、彼はこう言ったの。野球そのものを、嫌いにならないでくれって」
俺は、すぐには何も言えなかった。野球を何より愛して、誰よりも練習していた男だった。こんなことがあっても、野球を好きだという気持ちは、壊れていなかった。
目の前のカップがにじんで見えなくなった。
止めようとしても、涙が止まらなかった。四十七にもなる男が、喫茶店の奥の席で、声も出せずに泣くなんて、ミラには迷惑な話だろう。
にじんだ視界の端に、ミラの手首の小さなチャームが映った。銀色の、No.99。
「その99……ずっと、オギーを応援してくれてたんだな。俺も、純粋に応援だけしていたかった」
声が詰まって、息を一つ吸った。
「それを、自分の手で壊したんだ。許されようなんて、思ってない」
+++
99。この数字でオギーを連想する人はまずいない。
一軍入りしてからずっと背番号は101だったから。
99を背負っていたのは、訓練生の頃だけ。この数字を見てすぐにオギーの名前を出せるのは、その当時試合を見に行っていた人だけだ。
だからか。だからこの人は壊れたんだ。
これまでと同じように、国に従って野球を壊す。それを続けられなくなったんだ。
改めて、向かいの男を見た。袖口のすり切れた上着に、伸びかけの白髪まじりの髪。目の下には、昨日今日ではない深い隈がある。国から高い報酬をもらって、いい暮らしをしてきた人には、とても見えなかった。
心から、あの人を応援していた人なのだ。全てが腑に落ちた。
「許されなくても、さっき言っていた活動をしていくつもりなの?」
ノーマンさんは、目を逸らさなかった。涙の跡もふかずに、ただ頷いた。言い訳を一つも返さないその顔を見ていたら、続けるはずだった言葉が、どこかへ消えてしまった。
「具体的には、何をしていくつもりなの?」
ノーマンさんは、上着の袖で顔をぬぐい、通信機を開いてテーブルの上に置いた。
「誓約書があるから、制御盤の中のことについて俺の口からは言えない。でも、表に出すのは、誰でも見られる公開の数字だけで足りる。昨日の配信で熊男がやった手法だ。あれがヒントになった」
熊男……確か、水道局のハロルドさんだったかしら。
画面には、国の予算の数字が年ごとに並んでいた。球場の設備費は、毎年少しずつ増えている。大画面、照明、スタンドの改修。そのすぐ下で、水道管の更新費は、毎年少しずつ減っていた。
「さっき話した打ち合わせ、飯会って言うんだけど、そこで教えてくれた情報と同じね」
「そこに、もう一本足す。スポーツくじが八百長でもうけていることも出していく。最初は疑惑という形で」
「野球と水の話の根っこは一緒よ。後ろには国もいるし、外資系の企業もいる。昨日の配信でわかったの。野球だけではダメだし、水だけでもダメ。両方叩かないと」
途方もなく巨大な相手に立ち向かうことになる。覚悟を決めなければならない。
それでも、私だってこれ以上、野球人生を狂わせられる選手を見たくなんてないのだ。
「時間がかかるわよ」
「かまわない。俺には有り余る時間がある」
ノーマンさんは、ほんの少しだけ笑った。
私は、ずっとかぶったままだった帽子を取った。
「名乗るのが遅くなったわね。ミランダ・ローウェル。野球の配信名は使えないから変えるけど、『ミラ』よ」
ノーマンさんは、目をまばたかせた。
「俺に、本名を教えていいのか」
「組むって決めた相手だもの」
「ありがとう。誰にも言わない。よろしく頼む、ミラ」
「それから、ロミオさんたちに、動きがあったら知らせる約束をしてるの。あなたが見つけたことも、私から伝えるわ」
「頼む」
ノーマンさんは伝票を取って立ち上がり、マスターに二人分の勘定を払って、先に店を出ていった。今日のことが表に出ないよう、時間をずらして出る。その段取りも、さっき二人で決めたことだった。
一人になった席で、冷めかけた紅茶を飲んだ。手首のチャームに目をやる。
オギーは今頃、国境を越えただろうか。
私に野球を嫌いにならないでくれと言った人が、いつか戻ってこられるような国にしたい。私はそのために動く。
「本当の野球を取り戻すわ、どれだけ時間がかかっても」
第3章 了
3章完結です。1週間ほど準備にいただき、4章は11月7日から再開します。
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