「猫少女、クルーシア」
「私も嬉しい!!...あれ?錦木、顔が固まったけど、どうしたの?お腹痛いの?」
クルーシアが不思議そうに俺の顔を覗き込む。そう。思い出したのはこの子、クルーシア関連の事。
戴冠式が終わり、ステージから降りると、ラグおばさんとクラーク村の村長が待ってましたと言わんばかりに近づいてきた。その2人な表情は、嬉しそうだが、どことなく凝り固まり、その中に申し訳なさが感じ取れた。俺自身も、それで大体察した。
「錦木さん。少し大事な話が。」
「...はい。分かりました。」
「え、なになに!私も聞く!」
「もう夜遅いからクルーシアは寝なさい。」
「えぇーー。」
「ごめんよ、ここからは大人の時間だ。」
「錦木まで!?もー、分かったよ。寝るよー。」
俺はラグおばさんと村長に連れられ、村長の家へと入る。
「まず、この村、この島を救ってくださり、本当にありがとうございます。」
ラグおばさんと村長が良い意味での土下座をして感謝を伝えてきた。
「いえいえ!頭を上げてください。私自身も感謝してます。新天地で右も左も分からないのに右も左も教えてくれて。」
俺自身も感謝を伝え、2人の顔をあげさせた。すると、ラグおばさんと村長は顔を合わせ、何かを決意したような顔をした。
「錦木さんをここに連れてきた理由は、他でもない、クルーシアについてお話ししたい事があったためです。」
ほら、やっぱりだ。一体何を話されるんだろう。ってか、俺自身も聞きたい事が山ほどある。
「このクルーシアの事を話すとなると、この島全体の話に繋がり、話も長くなるので、順を追って話させて頂きます。」
「分かりました。」
俺は息を呑む。
【残りのカップラーメン数】 286個
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