中世の職業
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中世の職業
現代人との非常に大きな感覚の差は、細やかな職人の分業化です。
現代の「金物屋」で一括りにされるのではなく、「釘屋」「カンヌキ屋」「針屋」など、商品一つに店があったりするのです。
また、ひときわ多いのは修理屋の多さでしょうね。
現代人よりもはるかに物の修理をする職業が多かったことが分かっています。
ファンタジーや冒険小説で出てくる武器屋、防具屋も、実際には非常に分業化されていたので、兜はこの鍛冶屋、盾はこの鍛冶屋、槍はとお店を何軒も回る必要があり、同時にそれだけ優れた作品が手に入ったであろうと思われます。
職人たちは通り沿いに建った建物の入口付近では露店となって商品を並べ、奥の室内で製作するのが常でした。
つまり彼らは小売商人であり、職人でもあったわけです。
お店の二階は商談室と厨房などになることが多く、三階が自室というケースが多かったようです。
今後、ここには町中で見られる職人や商人たちのリストをちょろちょろと追加していく予定です。
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鍛冶師
兜屋
武具屋
刀剣屋
刃物屋
針屋
カンヌキ屋
鋳掛け屋
金・銀細工師
革なめし職人
・靴職人
当時の靴は、今の靴と同じように考えるよりも、サンダルをイメージしたほうが近いかもしれませんね。
熟練の靴職人は裕福な家が多かったようです
帽子職人
鞄職人
蝋燭職人
食品の仕出し屋
油商人
菓子屋
ブドウ酒商人(樽から直接買う)
ビール商人
・ブドウ酒の呼び売り屋
これは客引きです。
・サイコロ職人(イカサマサイコロが厳しく規制されるが、出回った)
これは当時、賭博が非常に流行っていることを表し、またやくざ者が中世でもやっぱりいた事を表していますね。
家具修理屋
皿修理屋
・衣服の修繕屋(新品並みに修繕することは禁じられていた)
衣服の修理屋の中には、非常に腕がよく、継ぎ接ぎの跡が残らない、新品同然に蘇らせる腕のある職人も居たのだけれど、そうすると新品が売れなくなる。そこで、ギルドでは掟として、そこまで上手にやってはいけない、という本末転倒な条項を作ってしまったのだそうです。
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