僕は、ピーマン。ってそんなわけないよ!
やっぱ、全然相手にならんな。
あの、スターフルーツちゃんだけならまだしも、高ランク魔法少女が3人もいたらな。
僕は、ピーマン。
って、そんなわけないだろ。
ピーマン大帝ってのは、いわばアバターってやつだよ。
本体は、母星にちゃんとあります。
そして、この姿も……
人の姿で、潜入捜査と言うやつだ。
魔法少女が複数いるという、女子高の先生として普段は、過ごしている。
桜花高校は、県内屈指の美少女が集まる学校。うん、趣味と実益を兼ねる。
で、たまに、東京に行って暴れてくるんだけど。
魔法少女達も強くなってきて、正直手詰まり感がある。
僕を倒すまでは、いかないけどね。
多少の損害を与えて、撤退って感じ。
で、その趣味と実益をかねて、この姿で潜入捜査してるんだよ。
来るべき本格侵攻のために…
本格侵攻するかどうかは、先兵隊の僕らの成果次第なんだけど。
こうもフルートどもが、侵入してしまって助力している現状は、少し不味いかな。
ガス抜き?みたいな感じで、侵攻は続けるだろうがね…
で、僕のヤル気が無くなってしまったのには、一つ理由がある。
……この世界の少女達が大好きになってしまったんだよ!
うん、みんな可愛いっ。これが僕の趣味ってやつだよ。
そうだよ。
私は、ピーマン大帝。この世界の侵攻と調査を任されている。
が、同時に、桜花高校の教師。名を比留間 一男という。
美少女を愛でる会の会長のピーコでもある。
ツートップとか、Oセブンとかの名付け親だよ!
そして今、ピーコとして、Oセブン揃い踏みのプールに来て、撮影に勤しんでいるのだ。隠れてだけど。
え、なんで、このコ達が、プールに行くの知ってるかって?
超常現象研究会の部室の隣は、植物研究会の部室。
…部員はいないけど。
超常現象研究会の部室に盗聴機仕掛けようとしたんだけど、電波妨害がひどくてね。ま、フルートどもが関係してるから仕方ないんだけどね。それに、あの部屋には、ベジタリア星人は入れない仕掛けになっているみたいだ。
で、アナログ作戦を決行。。
隣に部室作って、除き穴作って観察する事にしたんだ。フルートの馬鹿どもも、まさか隣に物理的に来てるとは思わんだろ!
部員は、いないんだけど…
せっかくだから、美少女に入ってほしいなぁ。
あの、山野陽菜さん。柔らかそうで好みだ。
優香さんには、魔法少女にいじめられた後の傷心の僕を癒してほしいな。
もっといじめて~って気持ちも無いこともないがね。
ふはははっー。
ふぅ、と、おいといて、山野さん達は、今度誘ってみよう。
山野陽菜さん、今日も可愛いよ。余計なお肉ってのは、美少女には無いんだ。体育の授業で走るとプリプリして、いとをかし。
全てが必然なんだよ!
「ちょっと良いですか?」
う、監視員?なんの用だ。
「なんか、盗撮してるっぽいと連絡がありまして…」
えっ、ダメなの。水着着て、どうどうとして、隠してる訳じゃないじゃん。撮っちゃダメなの?
水着だよ。可愛いよ。撮っちゃダメなら隠しておいてよ!
んー、わかりにくい!
でも、今、桜花高校の教師の立場を失うわけにはいかん。
仕方ない、データの消去と、この人物の記憶改竄だ。
能力の無駄遣いだな。
「気のせいでしょう。コレ調べてもらったらわかりますよ。」
「あー、そうかな。じゃあ、調べますので、こちらの方へ」
う、洗脳がうまくいってない。なんか連れてかれる。
Oセブンもっと愛でていたいのにー。
えっ、なんでピーマンになって暴れないのって?
そんなことしたら、あのコ達がやられちゃうじゃん?
僕、強いんだよ。パナいくらいね。
彼女らを、もうちょっと見てたいのよ。
もうちょっとだけだけどね。
そろそろ本気出さないと、怒られちゃうし。
「なにしてんの?早くこっち来て!」
今、怒られちゃってるよ!
数時間後
「何も撮ってないみたいだったが、紛らわしい行動をしないことだ。変な動きだったのは、この監視カメラには映っているんだしな!」
って、冤罪の謝罪とか無いのか?
監視カメラかーっ。盲点だったし、今さら消して記憶改竄するのも力使いすぎるよな。
プールに戻ると、夕陽が沈みかけてる。
…みんな、帰ってるし……
僕も帰ろう。
まだ、チャンスはあるだろ!
水泳の授業するように職員会議で提案するべし!
ーーーーーーーーー
帰り道。ルームミラーを覗くと、
みんな、寝てる。
仕方ないか、あんだけはしゃいで、クレソンも倒して…
っしっかし、みんななんて可愛い寝顔なんだ。
キスして回りたい。
いやいや、それだと危ないおじさんになっちゃう。
せっかく皆に、好かれてる?んだから大人しくしてよう。
今日は、楽しかったよ。
いきなり鼻血だして、その、一本抜くはめになったけど…
舞ちゃんが大胆だったんだけど、皆の水着姿も刺激的で…
莉乃のフォローは良かった。
あいつ、俺の生理現象、理解してるのかな。
ちょっと恥ずかしいな……
ちょっと、、ぢゃねえよ!顔から火が出るぜ!
まぁ、はしゃいでるみんなを見ながら、生理的にヤバくなったらプール入って誤魔化して。
なんか、40過ぎてから、元気になってる気がする。
他のみんなが酷使している、若い時に使ってなかったから?
うぅ、泣けてくるぜ。使えるもんなら使いたかった…。
でも、このコら、俺の援護無しに余裕だったな。
うん、強くなってる。
もう一人の、スターフルーツちゃんも戦力になってるし…
なんたって、大きくなった莉乃より大きいんだもの。
もともと、魔法少女さんはささやかな方々が多いので…
いや、俺は、あの星の人じゃないから、全然小さくても良いんだけどね。
でも、やっぱり見ちゃう。だって、男の子だもん!
いろんな視点をいれてみるものの、やはり、難しいと感じてます。
そんな話にお付き合いくださり、ありがとうございます。




