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夏と言えば、水着ですよ!


高校生になって3ヶ月がたった。


日々の訓練は、キツいけど、紫乃さんや紅乃さんと励まし合いながら、乗り越えてる。


私は、頑張っているのに、チェリーさん。


この前、スターフルーツさんの豊満な…


…狙ってた。うん、アレは、狙ってたよね。

でも、誉められて、うやむやにされた。


ズルいよね。なんか、納得しちゃって、誉められて嬉しい私もアレすぎるか。


アレ、何て言うの、あ、そうチョロい。

チョロいって思われてるんなら、なんかムカつくわ。


でも、でも、仕方ないよね。

大好きなんだもん。チェリーさんも、おとうさんも。


この物語のヒロインは私のはず…

チョロインと呼ばれても、仕方ないっかな!



そして、訓練はキツいんです。

なんか部活みたい。

あ、部活なんだった。超常現象研究会。


部活なにやってるの?

って聞かれても、ちょっと言えない……


んーと、文化系のぉって言ってる。


そして、明日から夏休みー。

えっ、定期試験は?って


…聞かないで。ほぼ裏口入学だから、

授業ついていくので精一杯なんです。


言い訳としては、ほら、魔法少女の活動があるから…


でも、紅乃さん、2年でトップ5に入ってる。

紫乃さんも上位………


「ごめんな。莉乃には、勉強も教えないとだな!」

紫乃さん。謝られると、余計にツラいです。


「じゃあ、莉乃さんは、午前中は補習ですから、部活動は午後からにしましょう。」

ん、紅乃さん?夏休みは?

「そうだな!夏休みは、梨の季節だし、強化月間だな!」

季節?関係あるの?


「………」

佐藤先輩がなにか言ってる。


「五花さん。午前中から来てくださるの?」

え、紅乃さん。今の聞こえた?

「………」

あ、何となくわかった。

2学期の文化祭の準備するんだ。ちゃんと聞けばわかるようになってきた。

「じゃあ、莉乃も補習の合間ここに来れるな!五花さん手伝ってあげてくれな」

「はいっ。わかりました。」

私の夏休みは、、諦めました。


「………」

えっ、五花さん?なんて?

なんか、私も魔法少女なんだけどって言った気がするけど。

…まさかね。



その、まさかでした。

Dランクの魔法少女スターフルーツさんでした。

あの豊満な形の良いアレで気づくべきだったな。


で、五花先輩も含めて、訓練するようになった。


7月も終わる頃。

「あの、明日は、舞達とプールに行きたいなーって思っているんですけど…」

息抜きも必要だよね。みんなに誘われて、おとうさんが車借りてくれるって。


「あ、いいじゃん。私も行く!」

「こら、紫乃ちゃん。莉乃ちゃんの友達と行くんだから…」

えっ、あ、でも借りた車。9人乗りって言ってたかな。


「たぶん大丈夫です。皆もぜひって言ってくれると思います。」

「やったー。プール、っプール!」

紫乃さんのテンションが!

「あ、では、お父様が連れていってくださるの?」

紅乃さん、なんで嬉しそうなの?

「………」

あ、五花先輩…

「先輩も、どうです?」

「いいの?」

五花先輩のとびっきりの笑顔頂きました。

そういえば、声初めて聞いた気がする。よっぽど嬉しかったのね。

透き通っていて、きれいな声。



で、当日。

紫乃さん達は、私の最寄りの駅まで来てくれた。

なんか、みんな揉めてる。

ジャンケンがはじまった。

「何してるの?」

「誰が助手席座るか決めてるんだよ。」

「えっ、助手席は、私座るよ。ねぇ」

おとうさんに聞いてみる。


「あー、いや、そうだな。みんな後ろに乗ってくれ。」

助手席に乗ろうとしたら、荷物がいっぱい。


「入れないよ?」

「いや、7人なら、みんな後ろに座れるから荷物前に置いたんだよ。俺は、ただの運転手だからね。」

「えー。おとうさんとドライブデートっておもったのにぃ」

「はいはい。一時間もかからんし、みんなで楽しんでな」


「はーい」

残念だったけど、仕方ない。

でも、みんなでワイワイと車内のおしゃべりはめっちゃ楽しかったよ!


盛り上がるのは、やっぱ恋バナなんだけど…

彼氏もちの舞や、幼馴染みの彼がいる優香含めて、五花先輩まで、みんな、なんだか同じ人の話題。


…あー、マジかっ

こんな美人さんたち相手に、無理ゲーだよぉ。


それにしても、聞こえてる?

おとうさんっ。


聞こえてても、この鈍感男は、気付かないんだろうな。

…コレ全っ部、あなたの事だよ!

一部チェリーさんのことも入っているけど。


年上が良い。とか

優しい人が良い。とか

お弁当美味しいから好き。とか

ちょいエロだけど初なトコ。とか

娘が義理ならドウテイなんじゃねえ疑惑。とか

でも、やっぱり優しいから良いよね。とか


やっぱ、料理ができるのが良い。とか、ん、陽菜さん。食べ物のことばっか?

実は、指がセクシー。とか、舞さんはなんか生々しいですよ。

…………………

五花先輩。みんなに聞こえるように言わないと。


「だよねー」

って、みんな聞こえてたの?

さっき胸元に視線感じたけど、嫌じゃなかったなって、言ったよね?


ん、違う?五花先輩がそんなこと言う?

でも、おとうさんだからなぁ…


まぁ、良いか。楽しいし。



で、プールです。

「車で待ってるよ。」

って言ってたおとうさんを引きずって、プールに連れてきました。みんなも水着姿見てもらいたいだろうし。


おとうさんも見たいよね?

って、アンタ、水着持ってきてる時点で、一緒に行く気だったよね。はいっ、有罪ね。



やっぱ、舞が一番きれい。

五花先輩が、一番おっきい!

紫乃さんと紅乃さんが、やっぱかわいい。

陽菜には、ぷにぷにしたい!

優香に癒されたい。


私は?どうかな?

最近、だいぶ育ってきたけど…

まぁ、きれいとか可愛いとかは主観なので、あの人に可愛いって思ってもらえれば。って、このメンバーの中じゃ無理かーっ!



プールに入ると、おとうさんが先に居て、場所をとってくれていた。


「あ、莉乃ー。みんなも、こっち」

おとうさんが呼ぶと、みんな走って行く。


「莉乃パパー。場所取りしてくれるなんてさっすがー」

あ、舞が一番乗り。水着で密着したら、直接ふれあっちゃう。


「あ、いや、どぉ…」

おとうさん、昔から免疫ないから…

毎朝、通勤で鍛えられてると思ってたけど。やっぱり、おとうさんはおとうさんだ。


サッと後ろに回ってあげて、ティッシュを差し出す。

多分、鼻血出すだろうし。


「あ、ありがとう。ちょっと、トイレに行ってくるよ。」

鼻押さえて、若干前屈みで去っていく。


カッコ悪いんだけど、めちゃくちゃカッコ悪いんだけど。

なんか、許せちゃうってか、そういうところも好きなのよね。



その後、戻ってきたおとうさんは、ほとんどシートの上で休憩してたけど、たまに泳いだりして、楽しんでいた。


途中、クレソンの化け物が出てきたりしたけど、

4人も魔法少女がいるもの。瞬殺しましたよ。


クレソンはめちゃめちゃに群生してたけど、スターフルーツさんの全方位攻撃なんてのも有効だったりして、問題なく倒せた。


いつか、そんなの無しに、心行くまで楽しめる日が来れば良いなって、思いました。


あ、チェリーさん来てくれなかったな。

おとうさんいたから?

やっぱ、怪しいなっ!



とりあえず週末、投稿間隔短くしてみました。


明日からは、また一日一話目指して頑張ります。


海にも行きたかったんですが…

海でも良かったけど、塩水だと野菜がしおれちゃう。

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