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特訓。


華の女子高校生活が始まった。

自分で言うかって、でも、県内でも女子中生たち憧れの高校なんです。


でも、女子高ってのは、恥じらいが無くなってダメだよ。

多少、スカートがめくれてても気にならないし。


トイレー。とか、大声で言うし。


彼氏がいる人は、なんか下品な話題だし。

私、魔法少女(しょじょ)だから、話題にはいれないんだけど。


仲良し4人組は、離ればなれのクラスになっちゃった。

でも、みんな仲良しのまま。私以外みんな可愛いから、ちょっと目立ったグループになっちゃってるかな。



紫乃さんと紅乃さんに誘われて、部活入りました。


ちなみに、紫乃さん、紅乃さん、それと舞が、桜花トップ3って呼ばれてる。

主に、ビジュアルで…

去年までは、ツートップだったらしいけど。


それは置いておいて。


ー超常現象研究会ー


…あ、怪しすぎる。

「普通のコに来てもらうと困るからね!」

紫乃さん。どこか得意気。

「わたくしは、イヤでしたけど…」

紅乃さん。気持ちわかるよ。


入ると、黒髪おさげの眼鏡の人がいる。

「あ、こんにちは。」

ちょっとだけ、こっち向いて、なにか言った?

で、またPCに向き合っている。

めちゃめちゃきれいなヒト。蒼井さんみたいな印象かな。


そして、…アレ、胸が大きい。魔法少女ペアーより大きい!

と言うことは、私が成長しても勝てないな。

勝負するものではないんだけど…


「部長してもらっている、3年の佐藤先輩ですわ。」

「あ、あの人はガチだから、気にしないで良いよ!」


ガチ?

PCを覗くと、超常現象についての考察ってのを書いておられた。


あ、ガチの超常現象研究会さんなのですね。


「莉乃!こっちだ。」

紫乃さんに案内された方へ行くと扉があり

「これは、魔法少女じゃないとくぐれなくなっているんだ」


入ってみると、なんだか力が抜けていく感じ。

って、下を向くと、今より少し大人な体と、いつものコスチューム。


「変身してる?」

「うん、なんかね。フルート星と繋がっているらしくて。」

紫乃さんも、魔法少女ブルーベリーになっている。


ブルーベリーさんって、元の姿が良いので、めっちゃ可愛いんだよね。

紅乃さんのラズベリーさんも言わずもがな。


3人の前に、現れたのは

「よくきたね。3人とも。僕は、あー、そうだな。莉乃がせっかく付けてくれた名前がある。ナシオだよ。」


ナシオと名乗る中性的な美形さんだった。


「君たちには、強くなってもらわないとってことで、この扉を作ったんだ。」

ナシオって、アイツだよね。


「あの、ナシオって」


「あ、莉乃。これが僕の本来の姿なんだ。それで、ここで、放課後、特訓してもらう。魔法少女のパワーアップと力の使い方を学んでほしい。」


「紫乃と紅乃は、もうすでに何回か来てもらっているよな!」


「おぉ、春休みからかな。」

「お陰で、覚醒しましたわ。」


「うん、でも、今のままでは、あのピーマンには太刀打ちできないことは、わかったと思う。ここで、戦闘訓練をしよう。」


「はいっ。私は、アイツを倒さないとダメなんです。ナシオ!いや、ナシオさん。お願いします。」


「莉乃?どういう事だ。」

ナシオに聞かれる。

「アイツが、お母さんを」

思い出すと泣きそう。


ナシオに事情を話すと

「そういうことか…。でも、莉乃。魔法少女の力は、誰かを守りたいって気持ちで強くなるんだ。」



え、そうなんだ。

「でも、」


「うん、わかっている。だから、その気持ちは、お母さんのためにって気持ちに変えた方がいい。」


あ、そうか。それなら、できるかも。

あれ以来、うっすらとしか無かった小さな頃の記憶が、戻ってきて、はっきりと思い出せる。


お母さんの笑顔。優しい微笑み。時々怒った顔。

ご飯を作ってくれている時の横顔。

抱き締めてくれたぬくもり。おんぶしてくれた温かさ。

安心感。幸せな気持ち。


全部、思い出せた。


全部、思い出せたよ。

でも、そんなお母さんがいなくなって、幸せな記憶を暖かい気持ちで、私を包んで上書きしていってくれたのは、


……おとうさんだ。


私は、うん、私は、お母さんを助けるため、おとうさんを守るために、戦う!強くなるよ!


「お、その感情だよ。頑張っていこう。」

ナシオが何かを感じたのか、応援してくれた。


「私だって、紅乃ちゃんの為に!」

「私も、紫乃ちゃんを守ります。」



それからは、ベジタリア星人退治と、学校生活、放課後は特訓。

帰ったらご飯作って、朝食とお弁当は、結局作ってもらってるけど…


だって、おとうさんのお弁当。やっぱ美味しいんだもん。

おとうさんがチェリーさんって疑惑って、やっぱ晴れないから、お弁当作る相手もいないしねぇ。



ま、私の恋は平行線ではあるけれど、忙しくも充実した日々でした。


たまに、舞と優香、陽菜と遊びに行くのも、いい息抜きになってる。



ピーマンの怪人?のことなんだけど、

よくニュースになってる。

東京で大暴れしているみたい。

最強って言われて、Sランクの魔法少女が、数人で対応しているみたい。よく、撃退できました。って言われてる。


撃退?撃破じゃ無いのよね。


この前は、あのピーマンは撃退されたから、たまたま、この町に来て、ちょっと遊んでやったって感じなのかな?


Sランクの魔法少女でも、倒せない敵。

まだまだかな。わたし…



「莉乃!ぼーっとしてないで、いくよ!」

あ、訓練中。紫乃さんに怒られちゃった。

「紫乃ちゃん。莉乃さんの動きに合わせましょう。」

「うん。莉乃!いける?」


ターゲットは、仮想ピーマン。


「はいっ!」

3人の力を合わせた攻撃。

紫乃さんと紅乃さんが、攻撃を合成させて、掛け算的に威力をあげていたので、私も加えさせてもらってみて練習中。

威力は上がるんだけど、ベリー二人の爆発的な感じがない。


「まだまだですね?」

二人の連携が凄すぎて、私が足を引っ張っているよね?


「いや、大分よくなってる。練習あるのみだよ。」

慰めてくれる紫乃さん。微笑んでうなずく紅乃さん。



大丈夫。私には、こんなに頼りになる先輩が二人もいるんだ。

ピーマンになんか、負けないよ。






女子高生活、書きたいけど未知すぎる。


妄想パワーあげていかねば…



ここまで読んで頂きありがとうございます。


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