言っちゃだめなんか!
時を戻そう……
納豆撃破の直後。
お尻の感触は覚えておくとして、莉乃の成長した姿を目に焼き付けねば……
あ、そうだ、それどころじゃない!
「莉乃!あのな!」
戦いが終わって、テンションが高いまま、正体を明かそうと思った。呼び掛けは莉乃には、聞こえてなかったみたいだ。
もう一度、声を…
「チェリー!ちょっと待って!」
フルート人のサクラさん。他の妖精と違って人間の姿をしていて、防衛省に所属している。
サクラさんに口を塞がれ、しばらくたつと
「あ、ここは、」
先ほどサクラさんに血を吸われた場所!
戻ってしまった。
「なんでだよ!莉乃に正体を明かなさいと…」
また、莉乃が同じことをする?危ない目に遭わすだろっ!
「ちょっと待ってください。莉乃ちゃんは同じ失敗はしないわ!娘さんを信じてあげて!」
信じるっ。信じてるよ!けど、莉乃のチェリーに対する想いは、、
「莉乃がチェリーに逢いたくて、あんなことになった。俺だとわかれば…」
「莉乃ちゃん。もっと苦しむことになるわ!」
ん、そうなのか?理屈がわからん。
「どういうコトだ?」
「莉乃ちゃんは、あなたへの想い。チェリーへの想い。2つの想いを重ねることで、覚醒したのだと思うの。」
「あぁ、で、なんだよ!」
「あなたがチェリーだと分かれば、莉乃ちゃんの想いがどうなるかわからないわ!せっかく覚醒したのに…」
せっかく覚醒したのに?莉乃が強くないと駄目ってこと?
「それが本音か?」
サクラさんが、首を傾げる。
「本音?そうよ!せっかくの強い魔法少女を手放すわけにはいかないわ!」
「でも、莉乃を危険にあわせるわけには…」
はっきりと言う。莉乃の命は、俺にとって地球より重い!
「貴方が、守れば良いのよ!」
「どういう?」
「魔法少女ペアーは、この地域で最強の魔法少女になったわ。」
そういうことか…
「今まで、アップルさんがやっていた、Cランク以上の相手を莉乃がするのか?」
「えぇ、でも、覚醒したちからを使いこなせるようになるまでは、まだだけど。」
「じゃあ、まだ、莉乃に付いてあげられないだろ!」
「覚醒したペアーが、D、Eランクを相手にするのは、それほど危険じゃない!」
「だから、莉乃のちからの為に黙っていた方が良いと…」
「ええ、覚醒したペアーが、上手くいけば、貴方とペアを組ませて、ベジタリア人に対抗できる…」
うーん。難しい問題だが、莉乃の為にも黙っていた方が良いのか…
納得しかけてる。
だから、次にサクラが提示した条件は、あまり意味がなかった。
「そうね。貴方にも、黙ってくれているメリットがあってもよいか!」
「メリット?」
「まぁ、私達は、この星で、生殖行動を行ったものへは手を貸せないことになっているのだけど…」
ん、生殖行動?
…俺が、大切に?守ってるアレか!
「まあ、貴方は、40年も守っていたのだし、万が一、貴方が純潔じゃなくなっても、魔法使いチェリーとして、魔法少女ペアーを支えてもらえるようにするわ!」
……あの、40年守ったのですよ。
そんな簡単に捨てれないし。それ、あんまり意味のない条件なのでは?
でも、生殖行動したら力を貸せないって。
なんか変じゃないか?
人類を助けたいフルート星人が、人類の繁栄……ちょっと大袈裟か、でも、人類の生殖行動をよく思わない?
考えがまとまらない。
とにかく目の前の侵略者から、地球を守る為には、フルート星人の魔法少女のちからが必要なのは、事実なのだから。
これで、一段落。かな。と思います。
話は、まだまだ続きます。
JC莉乃ちゃんの進路相談からですね。
よろしくお願いいたします。




