8 『吸血したい…』
可愛いもの……自分がこれは人から見たら可愛いだろう!と思っている、思い込んでいるものを描こうとして辿り着けずに燻るようになり、上手く描けないなあと自分の妄想を自分で形にすることに疑いを持っていたのですが、答えは単純で、わかりやすいものでした。
そもそも、好きなものがアレだ、“ホラー”だもの。ふわふわした可愛らしい綿菓子のようなものをそりゃあ可愛いと理解できるが――簡単にいえば、ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のサリーとか、そっち方面が好きなのだから、綿菓子ふわふわになるわけがない。
子供の時分から、少女が変身するだとか、キラキラなアイテムだとか、ふわふわな〜なものも好きだったが、興奮してたのはホラー映画とか怖い話とか、学校の怪談とか、都市伝説とか。ダークファンタジーが好きだった。
ということで、描いた。
輪郭…といいますか、骨格部分、影の付け方や歯、口内、は家族写真にいいのを見つけたので、犠牲…いやモデルにし、トレースや写真加工には興味ないのでカキカキ……
これになった。
吸血鬼。ちょっと血管を――と思って描いたのですが、ただのひび割れになってしまった。勉強ですね。
でも、歯…といいますか口腔内は、写真を見てではありますが雰囲気を出せたんじゃないかな?と、描いていて楽しかったです。
…けども、目がね。
いつも描くときよりだいぶまっさらなのですが、まつ毛ってどうだったかな〜と悩んでました。写真見てましたけど、まじまじと見た家族写真に思い出の方が浮かび上がってまつ毛どころじゃなかったでしたもん。
ま、雰囲気第一で出来上がりです。




