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三十路女、出会う。
何かの音は複数の人の声と馬の駆けてくる音だった。
私は思わず、大きな木のそばに隠れた。
「まだ、見つからないのか!この辺りにおいでになるはずだ!!」
先頭を馬に乗ってやってきた人はまさに王道の騎士様だった!トリップ小説によくある、美形だ。濃い金髪に青い瞳。
生だぁ〜生の騎士様だぁ〜
隠れながらに観察はしっかりしますよ!
「移動されたのでは?」
うぉー!めっちゃいい声!!
騎士の後ろには漆黒の髪のこれまた美形の騎士様がいた。
瞳は金髪の騎士様より、濃い色だった。
めちゃくちゃタイプなんですけど!!
あやしい人みたいになりつつあるのを自覚しながらも、どうしていいかわからずに隠れ続けてると、横の茂みから女の人の悲鳴が聞こえた。




