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第八章☆麦畑
「今は食糧の備蓄があるけれど、いつまでもつかわからないわ。だから、食べ物を確保することを考えて欲しいの」
と、私が言うと、男たちは顔を見合わせ、
「確かにそうだ」と言った。
「穀物の種はあるかい?」
「あるわ。探したら麦と大豆があったわ。まだ他にもあるかも知れない」
「そりゃあいい」
彼らは怠惰ではなかった。ちゃんと先のことを考えて計画して実行した。
耕したばかりの畑で汗をかき、白い歯で笑った。
「他の施設の奴らがここを狙ってくるかもしれない」
彼らは不安を口にした。
「手勢があったら心強いんだが」
「子どもたちは戦いに駆り出させないわ」
無垢な少年少女が大勢まだコールドスリープに入っていた。睡眠学習で、大人になったら自由に巣立っていくためのプログラムをかけてあった。ここで、邪魔が入ったら何もかもがおじゃんだ。
「できるだけ穏便に解決しましょう」
男たちは肩をすくめた。




