表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/71

31話 試験 sideアイル

パーシアン様とリュシオン様が侯爵様とお話された日の翌夜、俺とアルネ、イリスとイシアの四人で、パーシアン様とリュシオン様に呼ばれた。


「一体なんの話なんだろうか。」


「そーだな、人払いもしてるっぽいし。」


「よほど重要なことなんでしょうか。私たち4人だけしか呼ばれている気配はしませんし。」


「とりあえず行ってみよー。お二人の考えなんて私たちにはどうやってもわからないでしょ?」


イリスの言葉に同意するようにうなずく。


「そうだな。本当にあのお二人の考えは読めない。」


お二人の雰囲気や判断は、本当にまだ7歳の少年なのかと疑いたくなる。


「それはそうですね。」


そんな会話をしながら、パーシアン様の部屋に着き、部屋の扉を叩く。


「パーシアン様ー、アルネでーす。」


……だが、返事がない。


寝てるのか?いつもなら、すぐに返事をしてくださるのに。


「どうしたんだろー?パーシアン様ー?」


行動するなら速い方が良いか。


「アルネ、入るぞ。何かあってからでは遅い。」


三人が静かにうなずく。


「パーシアン様、失礼します。」


そして、パーシアン様の部屋の扉を開ける。


……誰もいない?


いや、あの扉、リュシオン様の部屋に繋がる扉がすこし開いている。


「リュシオン様、失礼します。」


警戒を解かずに扉の奥に進む。

すると、ベランダの方から、風を感じた。


「パーシアン様!リュシオン様!」


ベランダにはお二人が立っていた。


「パーシアン様ー!呼んだんなら部屋に居てくださいよー。」


既に部屋には三人が入ってきていた。


「来ましたね、四人とも。」


「じゃ、移動するか。」


パーシアン様がそう言うと、戸惑う暇もなく、周囲の景色が変わった。


「「っ!?」」


空間魔法か、なぜ、こんな所に。


「何をされているのですか。早く戻らないと……」


「そうですよー。侯爵様にもこれ以上心配をおかけする訳には……」


「すぐに戻る必要はありません。しばらく部屋に人を近づけないように言っておいたので。」


リュシオン様がニコリと話す。


「……何をするおつもりですか。」


全く予想がつかない。こんな離れたところに来てまで、何がしたいっていうんだ。


「アイル、イシア、アルネ、イリス。」


「俺たちと、戦ってください。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ