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24話 暴走

なんだっけ、この光。

どこかで見たことがある。


……ああ、そうだ。儀式の時のあの不思議な光。

この光が俺を動かしているんだろうか。


「……この光。もしかして、固有魔法?」


リオネイアが何か言っている。

それに光を見た時に、苦しそうにしている。


「今、覚醒させたのかぁ。」


リオネイアを、大切な人(シアン)を傷つけようとした、やつを……殺せ。


その瞬間、リオネイアのそばに浮いていた、無数の光が爆散する。


「!?」


その攻撃は、不思議と、シアンには当たらない。

当たりそうになったものから消失していく。


もっと、強く。


月虹舞蓮(げっこうぶれん)


光で覆われると、リオネイアは崩れ落ちた。


「ははっ、すごいねぇ!……でもノーリスクで扱えるものであったとしても、ってことだよねぇ。」


その言葉通りとでも言うかのように、俺は、吐血した。


……正直、そんな気はしてた、体がまだ、この魔法に馴染みきっていない。

でも、止まる訳にはいかない。


守るために戦うんだ。そのために、大切な人以外を傷つける力なんだろう?俺の、この魔法は。


そして、再び魔法を繰り出そうとしたとき。


誰か(・・・)が俺に飛びかかった。

なぜだか、それを避けることはできなくて。

避ける気に、なれなくて。


「シオン!」


俺の放つものと同じ光が放たれ、その次の瞬間には、光は消えさり、俺は意識を失った。

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