表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

スキルはこんな感じだよ

「父さん、俺冒険者になろうと思う」

「そうか」

と、短く返事した父はそのまま畑仕事に向かって行った。


もうちょっと俺のスキル何だった?とか

危険な仕事だぞ、ちゃんと考えたのか?とか

くれよ。そういうやつ。


「あんた、それちゃんと考えたの?」

「冒険者って下手したら死んじまうんだからさぁ」


「それそれ~そういうやつ~」

「は?」

「いや、何でもない」

母があまりにも求めてた言葉言ってくれたもんだから口に出しちゃった。恥ずい。


「いや、スキルは最低ランクの「水使い」だったんだ」

「父さんの「怪力」とか兄貴の「農家」みたいな仕事にすぐ生かせそうなスキルじゃないから」


「そりゃうちの畑は規模小さいから将来的にうちは出なきゃいけないだろうけど」

「そもそも「水使い」は冒険者に生かせるのかい?何ができるのさ」


そう問われて自身の右手を母に向ける。

「こんな感じだよ」

そう言って発動したスキルによって右手から出たのはピンポン玉位の大きさの水の玉。

「しょっぼいねぇ!」


母よ。事実をそのまま10歳の子供にぶつけるんじゃない。泣くぞ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ