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冒険者しか無いの?

前回のあらすじ。スキル弱いせいで幼馴染に絶縁宣言された。


まぁ、いい。

「あ、はい、気を付けるよ」

「「「ふん」」」

と、鼻息荒く元幼馴染達はそれぞれの家に帰っていった。

これからそれぞれ親に報告して、ほめてもらって、将来どんな仕事に就こうかと希望を胸にパンッパンに詰めて生きていくんだろう。


順当に行くなら剣聖のケンは王国騎士団に勤めてメキメキ腕を上げて隊長になったりするだろう。

聖女のマリは神殿に勤めて聖女様と崇められる存在になるだろう。

賢者のフロは王立魔術院に入って英知を集めて・・どうすんだ。わかりにくいな賢者って。


俺は、冒険者以外がいいなぁ。

だって弱いと格安の何でも屋だもん。冒険者。

でもな~、家、ただの農家だし、次男だし、兄貴は☆2「農家」持ちだしな~。


識字率は普通に辺境村でも高めだから役所とかギルド職員とかも倍率高いし、高い学費払って学校行かせてもらってる奴らが優先的にねじ込まれてるっぽいし。俺行けてないし。


ってなると単純な肉体労働の仕事探すか、冒険者やるか・・・


「冒険者しか無いの?」

と、虚しく小さくつぶやいた俺の言葉は、誰の耳に届くことなく消えた。

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