1話 死闘の始まり
登場人物
虎
無敵我原
エンド
現在、平成25年。現代の日本は海外との戦争もなく、平和な毎日を過ごしている学生がいる。
その名は彪真。周りからは「虎」と呼ばれているのでここでは虎と呼ぶことにしよう。
虎は15歳。高校に入ってまもない少しヤンチャで格闘が大好きな学生である。学力においての成績はそこそこだが、第一、極真空手において、フルコンタクトルールで全国大会優勝を経験している。
もちろん。運動神経もずば抜けている。
そんなある日の放課後、虎は親友である無敵我原と一緒に下校していた。そこで無敵我原からある話を聞く
〜世界の全てを司る神霊 エンド〜
エンドは新たな生き物を生み出したり、消滅させたりできる。もちろん宇宙そのものの機能を止めることだってできる。一般的な人間にはその姿さえ見ることができないし、逆らうこともできない絶対的存在。
だが、エンドは今の人間レベルが低いことにうんざりしている。そのため過去の時代の人間たちの行動を改め、新しい世界を作ろうと考えている。
無敵我原は学校内でダントツの歴史好き。彼が夜寝ている時に、エンドから脳に直接繋がり伝えられた。
「今明らかになっている歴史の何が楽しい?何が素晴らしい?過去の愚かな愚民どものおかけで、今の人間レベルは底なしだ。またすぐ、世界大戦が起きるかもわからない。だから私が歴史を変え、新たな世界を作ってやろう」
とエンドに言われた。
そのことがずっと頭に残っており、帰る時に虎にこのことを相談した。
現在、虎の通っている高校には研究が大好きで素粒子物理学会に属しているt先生がいる。その先生はつい最近、タイムマシンの発明に成功したとして賞を受賞している。虎はそのタイムマシンを使えば、エンドが歴史を変えようとしていることを止めれるかもしれないと考えた。
次の日の朝、虎と無敵我原は物理準備室に行き、t先生にお願いした。「大変なことが起きているのでタイムマシンを使わせていただきたい」
もちろん、許可されるとは少しも思ってはいなかった。こんな貴重なものを生徒に使わせるわけにはいかないからだ。ただt先生はこう言った。
「面白そうではないか。新たな発見が見れるかもしれない。よかろう、タイムマシンの利用を許可しよう」
これを聞いた時、虎は目を大きく開き、驚いたような声で「ありがとうございます!」と言った。
ただし、タイムマシンの使用には条件があった。
タイムマシンで時空を移動する時、とても大きな負荷がかかる。極真空手で全国に行ったからと言って耐えれるようなものではない。そのため、2人がタイムマシンを使うためにはいくつか条件を与えた。
1、日頃から盗みや暴行で歯止めがきかないと判断され退学になった3人組のチームアヴィスの討伐
2、戦力を50以上にする
この物語では強さを表す単位として戦力を用いる。
比較しやすいように例を出すと、
一般的な運動部高校生の戦力が5〜10
総合格闘技のプロで30
1対1でゴリラに武器なしで勝利するのが50
つまり2つめの条件は素手でゴリラにタイマンで勝てといっているようなものだ。
初め2人はこの2つ目の条件を達成できるわけがない。はなから使わせる気がないのではないかと思った。
だが、絶対的なエンドとはいえ、今回のことは度が過ぎる。このまま放置して、世界が変わるのを見て見ぬふりするわけにはいかない。
だから2人はこの条件を達成するために修行を始めた。




