04 旅は道連れ?①
なんで、私がこんな目にあわなければいけないーーーー!!!
大声で叫びたいのを堪えなければいけないのも腹が立つ!
私、カイル、アズール、イグナールの4人での旅はとにかく目立った。
何でかというと、3人が美形だったからだ。しかも種類の違う美形だ。
カイルは寡黙でちょっと冷たい感じ。アズールは子供っぽい(本人に一度言ったら睨まれた。怖かった・・・)、イグナールは人好きのする笑顔を浮かべ、優しい感じだ。
もちろんカイルが将軍閣下であることも一因だと思うが、隠密であるということであまり気にはされない・・・らしい(カイル談)
私としてはどこが!?と言いたいところだが、本人はそう思っている。
そんなこんなで行く先々の女性の視線が怖いこと、怖いこと。
何でアンタが!?って睨みつけられる。
見目麗しい、ナイスバディなお姉さん達が近づいて来た時なんかは、特に怖かった。
どんっと体を押され、足を踏まれ、腕なんかはつねられた。
ひぃ〜〜〜と思って、さり気なく彼らから距離をとろうとすると、どこに行く?とばかりに腕を引かれて、さらに怖い視線を受けてしまう。
怖いよ〜と半泣きになりながら、私は石ころ、私は石ころとぶつぶつ言って、アズールに不審がられた。
イグナールは分かってるみたいだけど、何のフォローもない。タイヘンだねって笑顔。
こいつ絶対性格悪い!!!と思ってしまった私を誰も責めまい・・・。
やっと宿に着いたときにはぐったりしてしまう。
あ!宿は一人部屋ですよー。一応とはいえ、唯一の女性ですから。
最初のうち、カイルなんかは護衛のためにもとか言って相部屋にしようとしたけど、女性ですから!!と強く拒否し、今は悠々と一人部屋を満喫できる。
しかし、ずっと部屋にいても何もすることはない。それこそ寝るだけだ。
もちろん疲れているから寝るのはいいんだけど、ずっとなんて無理すぎる。
特に彼らが情報収集とか、挨拶とかで数日滞在しなければいけない時なんかは。
最初は我慢しましたよ?お連れするなんて言ってるけど、連行だもん。
だけど、そのうちなんで私が我慢しなければいけないの!?と思い、少しでもいいから気分転換に外出したいと訴えた。
最初は断固として聞き入れてもらえなかったけど、何度も言っているうちにイグナールが少しならいいんでは?と言ってくれ、1人にならなければとの許可の下お許しが出た。
ただ、やったー!!!と思ったのは最初のうちだけですよ。
だって3人の誰がついても美形さんなんで、街のお姉さん方の視線が怖いんだよ〜〜〜。