幸せを手放した元聖女が、寵愛をくれた元神様の隣に立つ日まで

　愛した対象が、神様だっただけ。
　――ただ、それだけだったのに。

　斬首による死刑。その直後に1ヶ月時を遡るという異例のタイムループ現象に直面している私『ジェニファー・エディソン』は、神より力を授けられし聖女である。そして婚約破棄からの斬首刑をもう107回も繰り返しており、たった今108回目の婚約破棄をされたばかりだ。そんな中この輪廻を断ち切る為に私は『時の神クロノス』に助けを求め、命救われる。しかしそのまま彼に連れ去られ、ある意味監禁。実質クロノス様の妻となり相思相愛になったは良いが、とあるトラブルに遭い離れ離れになってしまった。愛する人の元へ帰りたいと懸命に足掻くが……？
タイトルが最大のネタバレ！
有無を言わせない愛をくれたクロノス様の為に、私はまた前を向いて歩き出す。たとえそれが向かい風の中であっても。

◇紆余曲折あれどもハッピーエンドで終わります◇
◇完結済　読んでくださった皆様ありがとうございます◇


※一応補記！

クロノス（古希: Χρόνος)
・時の神
↑うちのクロノス様

クロノス（古希: Κρόνος）
・農耕の神
・ゼウスの父

日本語表記だと同じ発音になり紛らわしいですが、この2柱は神話上そもそも別神です。この物語もそのスタンスで書いてます。