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負けず嫌いな優等生のVRMMO  作者: ふぐちゃ
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11/21

レベルアップ

投稿しようとして間違って消してしまったらすごく萎えますね笑

ログアウトすると携帯にメールが来ていることに気づいた。

2通メールが来ていた。


メールを開くと


ボス討伐報酬2万円を携帯財布に送金しました。


と書かれていた。


「………」

もう1つのメールを開くと


ボス討伐報酬5万円を携帯財布に送金しました。


と書かれていた。



「……これ誰の携帯だ?」



「あ、俺の携帯か」



高校1年生に1日7万円って幾らなんでもおかしいだろう。そりゃ携帯を疑いたくなってしまう。


携帯財布とは2027年から国が取り入れた電子マネー機能で携帯を読み取り機にかざすことによって支払いができ、日本のあらゆる店で買い物をすることができる。今では携帯財布の普及により現金を扱うことがほとんど無い。


「お金のことは一旦忘れて、とりあえずご飯を食べるとするか」


蓮弥は今1人暮らしをしている。


俺が中学3年の冬、両親共に関西に行ってしまった。

父が関西に単身赴任することになり、母がそれに着いていってしまった。


「パパは心配だけど蓮くんは1人暮らしも馴れてるし私がパパに着いて行っても問題ないわよね?」


「じゃあ、そういうことだからパパとママは関西に行くからな蓮弥。」


と言って関西に行ってしまった。


普通の親だったら子供を1人にはしないだろう。

もちろん世の中には寮というものがあったりするが二言言ってはいバイバイな親がいるだろうか?

もっと子供を心配するべきではないか?

ハッキリ言おう 俺の両親は非常識だ。非常識過ぎるほど非常識だ。


「はぁー」


あの時のことを思い出すといつもため息が出てしまう。

まぁお金はしっかりと送ってくれるので生活には困らないのだが。



「軽く料理するか」


予め食材は買っていたものがあったのでそれを使い夕飯を作るのであった。


夕飯を食べ終わり食器を洗浄器に入れ直輝に少しメールをした後、蓮弥は風呂に入った。



「あの時、体が動かなかったら死んでいたな。

というか痛みも現実と同じだとは。」


湯船に浸かりながら熊との戦いを思い出していた。

あれは何だったのか、考えられるとするとスキル、ステータス、魔法、潜在能力ぐらいか?


風呂から上がると蓮弥は自分の部屋に戻った。


そして、VR装置をつけ意識をゲームの世界に移した。






「まずはステータス確認だな」



名前【零】Lv38

職業【町人】【侍】

------------------------------------

体力:3800

魔力:100

攻撃力:84

防御力:84

敏捷力:84


スキル なし

------------------------------------



「Lv38!?すごい上り具合いだな」


ステータスを見た俺の第1の感想がこれだ。


ステータスをじっくり見て考えてみた。


色々と仮説を立ててみた。


Lvは経験値的なものがあってそれに則って上がる説


体力はLv×100


魔力は魔法を使ってないから上がってない説

魔法使いになるしか魔力は上がらない説


攻撃力、防御力、敏捷力は各自の行動次第説

この世界で筋トレすれば10上がる的な。


だいたいこれぐらいしか思いつかなかった。


どうやら熊との戦いの時はステータスか潜在能力か。


Lvが上がるのはやはり嬉しいな。

今までにもRPGはいくつかやっていたがLvが上がるのは嬉しかった。やり込み要素があるゲームは好きだ。


自分の主観だが、(やり込み要素があるゲーム。プレイヤーの努力次第で強くなるゲーム。プレイヤーの技術力が必要なゲーム。)こそ本当に素晴らしいゲームだと思っている。


ステータスボードを色々と弄っているとフレンド検索非公開というのがあった。


もちろん非公開にした。


だって「アイツ何者だ?」って言われたいからな。良い意味で。


蓮弥は相変わらずの中二病なのであった。





ログインした理由はステータスともう1つレッドウルフを討伐するためだ。


97匹討伐したところでマラビラスベアーが出てきたせいで重傷を負ってしまった。


その後メルボルと会って色々と話しているうちにすっかりレッドウルフのことを忘れてしまったのだ。

風呂に入る前に直輝に聞いたのだが、まだ返事は返ってきていなかった。


どうせあと、3匹討伐すれば分かることだ。

そう思うと零はマラビラス森林に向かった。




「やはり真っ暗だな」


零の予想通りマラビラス森林内は真っ暗で何も見えなかった。


「あと3匹なんだがなぁ」


そう呟いていると森林内から赤い炎が見え、こっちに飛んできた。


零はその炎の玉を躱し、それが放たれた辺りに飛び込み刀を抜き一閃。


「うまく、斬れたな」


零の刀はしっかりとレッドウルフの首を切り落としていた。


「98匹、あと2匹」



また、炎の玉が飛んできた。どうやら向こうからは俺が見えているらしい。

今度は2つだ。


「運が良いな今日は」


その2つを難なく躱すと零は駆けた。




「これで、100匹討伐完了したな。」


レッドウルフの首を切り落とした零はそう言うとステータスボードを開いた。


だが、何も変化はなかった。

レッドウルフ100匹討伐すれば炎の玉を放つ魔法が使えると思っていたが、ステータスボードには何も変化はなかった。


魔法使いにならないと魔法が使えないなら魔力は必要無いハズだ。ステータスには魔力があるし、このゲームはやり込み要素が非常に多い。

500、いや1000匹討伐すればもしかすると使えるようになるかもしれない。


「今日は暗いしもう落ちるか」


そう言って零は現実の世界に意識を戻した。



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