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彼氏視点

早く社会人になりたい。





それは、僕が常に強く思うことだ。



俺の彼女であるしのぶちゃんは凄く魅力的だ。



すぐに触れたくなる艶々の髪の毛も。

甘そうでなめちゃいたくなりそうなヘーゼルナッツの瞳も。

噛みつきたくなりそうなプルプルの唇も。

僕の手から離れてくれないすべすべの肌も。

抱き締めるだけでおれちゃいそうな華奢な身体も。

しのぶちゃんの全てが魅力的だ。


魅力的すぎて心配になってくる。




誰かしのぶちゃんの魅力に気づいてしまうんじゃないか。

しのぶちゃんの心が僕から離れてしまうんじゃないか。



そんな不安から、しのぶちゃんの面倒なことは嫌いな性格につけこんだ。


最初の告白は断られたが、しつこくしつこく何度も食い下がると、断るのも面倒になったのだろう。

OKしてくれた。



それからは周りの排除に努めた。

面倒なことが嫌いなしのぶちゃんは、あまり人付き合いにも興味がなかった。

1人、親友だという女の子はどうしても排除できなかったが、それはしょうがないと諦めることにした。

ガールズトークを繰り広げているしのぶちゃんもすごく可愛いからね。



そして、しのぶちゃんの好きなものは、何でも用意してしまう。

しのぶちゃんは面倒くさがりなのに、真面目なので、親に負担をかけることをよしとしない。

それとなく、バイトをやめさせるのには苦労した。

最初は僕から何かを受けとるのもよしとしなかったしのぶちゃんだけど、小さいものや手作りのものから徐々に慣らしていって、今では大体のものは受け取ってくれるようになった。

しのぶちゃんの身の回りを、自分の好みで飾れるのは物凄く楽しい。


さらに、しのぶちゃんの食べるものにもこだわるようになっていった。

僕の朝は、しのぶちゃんの朝食&お弁当づくりからはじまる。

初めは使用人に作らせていたが、この食べ物がしのぶちゃんの体に入り、しのぶちゃんをつくっていくのだと気がついてからは、自分で作るようになった。

そして、親公認になっているのでたので、しのぶちゃんを起こしにいく。

しのぶちゃんが僕の用意した朝食を食べているうちに、しのぶちゃんの髪を整えるのも毎朝の楽しみの1つだ。



親公認といっても、しのぶちゃんのお父さんが僕が後を継ぐ会社の社員だからって強引な真似はしていないよ?

だって、僕の義父さんになる人なんだから。

丁寧に説得させていただいたよ。

おかげで、楽しい日々を送れている。

しのぶちゃんが僕のお嫁さんになってくれる日が楽しみだな。



お嫁さんになってくれるまでは、まだ自由に泳がせておこう。

社会人になって、包囲網が完成するまでは。

そうじゃないと、隙間から逃げ出してしまうかもしれない…。


そう思っていたのに…。



しのぶちゃんから「別れる」という電話が入った。


邪魔をしたのは誰!?

面倒くさがりやなしのぶちゃんのこと、僕が簡単に別れないことは知っているだろうから、面倒がっているはず。

とすれば、「別れる」より面倒なことが今起こっているということだ!






しのぶちゃんの教室にかけつけると、しのぶちゃんと、元凶であろう女がいた。











ねえ…何してくれてるの?

ふさわしい?

何でそれをあんたに決められなきゃいけないの?

あんた何様?

僕と無関係の人に何で僕の心がわかるって言うの?






丁重に、言葉と肉体的言語を駆使して、理解を求めていたら、女が、腫れ上がった顔から、何かを呟いたかと思うと、消えていってしまった。


……なんだったんだ?










……あれ?なんでこんな校舎裏にいるんだろう?

何故か手も腫れてしまっているし。


……まあ、いいか。

それより、しのぶちゃんのところに行って、誰も近づかないか見張っておかないと!


何故か、いつもより晴れ晴れとした気持ちになっていた僕は、しのぶちゃんのもとに向かった。

なんだか支離滅裂なお話になってしまいました。

申し訳ありません。


予定としては、お互いの顔が大好きすぎるカップルと、そこにトリップしてきた邪魔な女の子のイメージだったのですが、実力不足でした。


一応これで完結とさせていただきます。

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