アンパンマンの考察 1
食パンマン回
Part 1
ナオ
「ミオ、どうしたの? そんな難しい顔して」
ミオ
「ナオちゃん、最近私の頭の中を悩ませてる疑問があるんだけど聞いてもらっていい?」
ナオ
「……ろくな悩みじゃなさそうだけど、聞く」
ミオ
「食パンマン様だけおかしい」
ナオ
「ぶふぉっ!
突然どういうこと?」
ミオ
「よく思い出して?
アンパンマンもカレーパンマンも、みんな“パンの表面”に顔がついている」
ナオ
「うん」
ミオ
「でも、食パンマン様だけ“切り口”に顔があるのよ!」
ナオ
「…………あ」
ミオ
「そう。あれはね、切り方を間違ったらスプラッタになるわ」
ナオ
「やめろ!!
子ども向け作品にそんな視点を持ち込むな!!」
ミオ
「だって、食パンマン様って“スライスされた瞬間に人格が生まれる”ってことじゃない?」
ナオ
「やめろって!!
生まれ方がホラーなんだよ!!」
ミオ
「しかも、厚切りにしたらどうなるの?」
ナオ
「考えるな!! 厚切り食パンマン様とか出てきたら世界観壊れる!!」
ミオ
「薄切りにしたら?」
ナオ
「顔がペラッペラになる!! やめろ!!」
ミオ
「眼球の裏っ側が見え……」
ナオ
「やめろぉぉおお!!」
ミオ
「じゃあ、もしパン工場で“端っこ”を切り落としたら……」
ナオ
「やめろぉぉぉぉ!!
端っこに人格が宿ってたらどうするんだよ!!」
ミオ
「つまり、食パンマン様は“切り方ひとつで増える”可能性がある」
ナオ
「クローン!?
食パンマン様クローン量産計画!?
ジャムおじさんが黒幕みたいになるからやめて!!」
ミオ
「でも、アンパンマンは顔を交換できるのに、食パンマン様は“交換できない”のよね」
ナオ
「……あ」
ミオ
「だって、交換したら“別のスライス”になるから」
ナオ
「人格変わるじゃん!!
食パンマン様だけ設定が重い!!」
ミオ
「だから悩んでたの」
ナオ
「悩むな!!
その悩みは世界の誰も求めてない!!」
ミオ
「でも、気づいちゃったから」
ナオ
「気づかなくてよかったんだよ!!」
ミオ
「ナオちゃん、どう思う?」
ナオ
「どう思うも何も……
食パンマン様に謝れ!!」
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