エロマンガ
小説ではなくて会話劇です。
肩の力をばっくり抜いて読んでください(*゜▽゜*)
ミオ
「あのさ、昨日うちのお父さんが私の寝室に忍び込んできたんだ」
ナオ
「えっ!? それやばくない??」
ミオ
「夜中に、ふっと目が覚めてさ」
ナオ
「うん」
ミオ
「なんか、人の気配がするなって思って」
ナオ
「もう怖い。その時点で怖い」
ミオ
「薄目を開けたら、お父さんが枕元に立ってた」
ナオ
「ひょえっ! 完全にホラーじゃん!」
ミオ
「で、私の寝顔を覗き込んでた」
ナオ
「アウト! アウト寄りのアウト!」
ミオ
「寄りじゃなくて?」
ナオ
「中心! アウトの中心! やばいじゃん! いちはやくに電話しないと!」
ミオ
「まだ続きがある」
ナオ
「続かないで!
怖い話の続きって、だいたい悪化するから!」
ミオ
「お父さん、ズボンからなにか出して、なんかゴソゴソやってたんだよ」
ナオ
「ヤバイヤバイヤバイ! ミオ、今すぐ荷物まとめて! 制服と通帳と保険証だけ持って!」
ミオ
「なんで夜逃げ前提なの」
ナオ
「だって今の説明、家庭内サスペンスの第一話だよ!?」
ミオ
「でも、朝起きたら理由が分かった」
ナオ
「……理由?」
ミオ
「クリスマスイブを一週間勘違いしてたらしい」
ナオ
「……おい」
ミオ
「枕元にプレゼント置きに来てた」
ナオ
「私の中のミオのお父さんの尊厳、返してあげて!」
ミオ
「?」
ナオ
「もう! でもよかったよ。私の中で警察ドラマからホームアローンに変わったもん」
ミオ
「ジャンル変わりすぎでしょ」
ナオ
「お父さん、ただのうっかりサンタだったんだね」
ミオ
「うん、うっかりお父さん」
ナオ
「で、置いていったものって何だったの?」
ミオ
「これ」
ナオ
「えー、なになに? 封筒?」
ミオ
「うん、そう」
ナオ
「旅行券? ……それか商品券とか?」
ミオ
「エロマンガ」
ナオ
「ぶふぉっ!」
ミオ
「……島への航空券」
ナオ
「おい!!」
ミオ
「なに?」
ナオ
「区切るな! そこ絶対区切るな!」
ミオ
「だって封筒に大きく『エロマンガ』って書いてあったから」
ナオ
「その下を読め! 島まで読め!」
ミオ
「寝起きだったし」
ナオ
「寝起きでも読めるよ!
家庭の平和を左右する二文字だよ、その『島』は!」
ミオ
「ちなみにメッセージカードも入ってた」
ナオ
「なんて?」
ミオ
「ミオへ。ずっと行きたがっていたエロマンガを楽しんでおいで」
ナオ
「だから島を書け!! お父さんも島を省略するな!!」
ミオ
「メリークリスマス。父より」
ナオ
「一週間早いし、文章が危ないし、善意の交通事故が多すぎる! 玉突き事故もいいとこだよ!」
ミオ
「でも、嬉しい。エロマンガ島、行ってみたかったし」
ナオ
「声に出すと全部ダメに聞こえるな!」
ミオ
「ナオも行く?」
ナオ
「行きたいけど! だいぶときになるけど! 親に説明できない!」
ミオ
「『友達とエロマンガに行ってくる』って言えばいいじゃない」
ナオ
「だからなんで『島』を略す??」
ミオ
「じゃあ、『島』をつければ?」
ナオ
「つけても一回止められるわ!」
ミオ
「エロマンガ島、二名様」
ナオ
「旅行代理店みたいに言うな!」
ミオ
「エロマンガ島へ、女子高生二名様」
ナオ
「情報を増やすな! 余計に悪くなる!」
ミオ
「お父さん、ナオの分もチケットを取ってくれてるよ?」
ナオ
「なんで!?」
ミオ
「『友達と行った方が楽しいだろう』って」
ナオ
「お父さん、善人なのに言葉選びで全部損してる! いや、全損してる!」
ミオ
「あと、お母さんも行く」
ナオ
「家族旅行なの!?」
ミオ
「お父さん、お母さん、私、ナオ。みんなでエロマンガ」
ナオ
「だから島を略すな! メンバーだけ聞いたら健全なのに、行き先の響きで台無し!」
ミオ
「おいでよ! エロマンガ島」
ナオ
「もう言うな」
ミオ
「でも、正式名称だよ?」
ナオ
「正式名称が一番悪いんだよ! 日本語的にっ!」
はい。エロを期待してここまで読んだ人は手を挙げろ(°▽°)
そんで、評価とかコメントとかを置いていくのだ⭐︎笑笑
ブックマークも忘れるんじゃないぞ♪
宣伝です笑
『騎馬戦記☆ガールズナイツ』
https://ncode.syosetu.com/n4403mc/
騎馬戦で校区を奪い合う、だいぶ狂ったスクール戦記ものです。
こちらもツッコミ多めです。




