第三十三話:実験
今回はウォル視点から始まります。
「えぇっと、確かこの辺りに前にまとめた資料が…あったあった!」
「確か…そうそう口付けで、女神の加護が共有されるって古書に書いてあったのよね…実際分かるのかしら?まぁやってみれば判るでしょ!」
ー移動中ー
でも口にじゃなきゃダメかしら?もし共有されたことが判るのならば、対照実験できるわね…実験と言うなれば、色んなとこに口付けをすれば判るでしょ!
よし…まだ寝てるね…?
さて…まず手の甲から…んー…特に変化はないかな…?
じゃあ次は…おでこ、かな?
んー?こっちもダメ?次は、頬からのちょっとミルキーには失礼かもだけど、口にになっちゃうかな?
さて…頬に…
「?!」
『不老不死の共有・〈箱庭〉への入場ができるようになりました。』
まさかミルキーが寝返りを打ってくるとは予想もしてなかったわ…けど、口にキスをしたことで共有されたことは確認できたから良いとするわ
でも、〈箱庭〉って何かな?まぁ…後で見てみればいいかな!
さて…もう一つの資料は…アルラウネの幻術は…?あぁ…確かにあの子足あるように見えたけど歩いてはなかったわね…
それで?耳を引っ張ると解除される?じゃあ、やってみるかな。
「こう、ヒョイッとしたら?おぉ…!足が葉っぱに変わって根っこが出てきた…この魔力の宿った葉っぱなにかに使えないかな?」
「じゃあ、この葉っぱを保存してからウチも寝ようかな…?」
ー〈箱庭〉ー
あれ?ウチは寝たはずなんだけどなぁ?
ん?人?いや、女神?いや、やっぱ女神の加護って感じだし人だわ
「あなた…」
ん?なんて言われるんかな?
「ミルキーに黙っててくれない?!」
「えっと?何の話で…?」
「ミルキーちゃんに上げた加護?張り切りすぎて付いちゃっただけだけどぉ…不老不死が共有されたこと!」
「あー、もしかして君女神?ぱっと見女神の加護がある人にしか見えないんだけど?」
「ミルキーちゃんを不老不死にしたことが、私のミスでね?女神剥奪されてて…」
「堕天使?」
「堕天使じゃないよ?!」
「まぁいいわ、黙っててあげるけどここは?」
「ありがと!ここは〈箱庭〉って言ってね少し移動すれば、ミルキーちゃんたちがいるよ!」
「なるほどね?ここがウチが入場できるようになった場所か!明日調べようとしたけど、手間が省けたわね」
「あちゃぁ…ミルキーちゃんになんて言えば…」
「何かあったのかい?」
「前に、シュラちゃんがここに迷い込んでね?それで以降そういうことがないようにしたんだけどね…まぁまだできてなかったってことにすればいいかな!」
「あぁ…そう…」
「じゃあ、あの子達のところに、ウチを連れてってくれる?」
「分かったよ〜!」
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