表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/36

第12話 「雨の日の傘と温かな時間」

朝、窓を開けると、外はしとしとと雨模様。

この世界に来て初めての雨の日だ。

「今日はのんびりする日かな」と思いながらも、傘を手に町へ出かけることにした。


雨で人通りが少ない町を歩いていると、広場でひとり雨に濡れて立ち尽くしている小さな少年を見つけた。

「どうしたの?」と声をかけると、少年は少し恥ずかしそうに答える。

「傘を持ってなくて……家に帰れないんだ」


僕はすぐに傘を差し出した。

「じゃあ、一緒に帰ろう!」

少年の顔がパッと明るくなり、僕たちは肩を寄せ合って歩き出した。


雨粒が傘を叩く音は、どこか心地よく、二人で歩く時間はとても穏やかだった。

途中でパン屋に寄ると、店主がお礼にと温かい焼き立てパンをくれた。

「雨の日は大変だけど、こうして人と助け合えるのも悪くないね」

少年が嬉しそうに笑い、僕も自然と笑みがこぼれる。


家にたどり着いたとき、少年は大きな声で「ありがとう!」と言って手を振った。

その瞬間、空から雨がやみ、雲の隙間から柔らかな光が差し込んだ。

「今日も小さな幸せに出会えたな……」


雨の日だからこそ生まれた優しい出会い。

こうして12日目も、心温まる一日が静かに幕を閉じた。

第12話も読んでいただき、ありがとうございます!


今回は初めての雨の日が舞台でした。

傘を分け合うことで小さな絆が生まれたり、パン屋さんから温かいパンをもらえたりと、雨だからこそ生まれるハッピーを描いてみました。

日常の中のささやかな出来事が、特別な思い出になる――そんな世界をこれからも届けていけたらと思います。


もし「雨の日の温かさ、良かった!」と思っていただけたら、ぜひ ブックマーク をお願いします

感想やコメントもとても励みになりますし、今後のお話作りの参考にもなります!


次回も、主人公の毎日ハッピーな異世界生活をお楽しみに。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ