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日々織々  作者: 小雨
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しっぽのやきもち

あなたに触れるのは

不本意なんだけど なぜだろう

彼の笑顔がそうさせる

やわらかい毛並みも 別に羨ましくはない

それでもね その膝の上は羨ましい


「仲良くしよう」だなんて

嘘くさいその台詞をあなたは見透かしたのか

どうしてかいつもケンカばかりね


君にやきもち そのながいしっぽに妬いている

ばかだなぁって彼が笑う

だけどやっぱり気に入らない

君にやきもち なんだよ大人気ない

そんな言葉が聞こえてくる なによ

いつも彼を独り占めするくせに


可愛い顔をして ぱんちをしないでよ

でも痛くはない 本気を出すまでもないってか

捕まえたおもちゃを あなたは彼に献上する

なによ 私だって遊んであげてもいいのに


手持ち無沙汰のねこじゃらし

ふわふわさせながら あなたに夢中な彼に

やっぱりまだ 私拗ねている


君にやきもち その動くひげに妬いている

ばかだなぁって彼が笑う

ほらねやっぱり 蚊帳の外

君にやきもち なんだよ子供みたい

そんな言葉が聞こえてくる なによ

いつも彼を独り占めするくせに


二人きりの部屋でじっと

あなたを見つめてみる

大好物のおやつも きっと心はバレバレね

それなら もう少しだけケンカしよう

痛くないぱんちが 頬に触れた


君にやきもち そのながいしっぽに妬いている

ずるいぞって彼が笑う

気付けば君は膝の上

君にやきもち なんだよばかみたい

そんな言葉をこぼしてみる なによ

いつも彼を独り占めするくせに


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