表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しの献血王子がなぜか家に通ってくるんだけど、距離が近すぎてもう好きになるしかない  作者: はりねずみの肉球
第2章:同じ帰り道の違和感

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/26

最終話:世界で一番贅沢な『推し活』

海斗がいなくなった後、リビングには再び二人の時間が戻ってきた。


「……ねえ、まりちゃん。さっきの、続き」


彼が、ソファを這うようにして再び私に近づいてくる。

今度はもう、逃げるつもりなんてない。


「恒一くん」


「ん?」


「私、これからもずっと、一番近くで応援させてね。……ファンとしてじゃなくて、あなたの隣にいる一人として」


彼は少しだけ照れたように笑うと、私の額に、愛おしそうに自分の額をコツンと当てた。


「応援じゃなくて、愛して。……俺も、まりちゃんのことを、一生かけて愛し抜くから」


そう言って、彼は私の指先に、誓いのような優しいキスを落とした。


かつて、画面の向こうにいた『推し』。

今は、私の髪に触れ、私の体温を感じ、私を愛おしそうに見つめる『最愛の人』。

境界線を越えた先に待っていたのは、想像していたよりもずっと甘くて、じれったくて、そして最高に幸せな、新しい日常の始まりだった。


(完)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ