表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/26

17:20

 穏やかな夕暮れ時、枕元に据えた2つの目覚まし時計が、惰眠を貪る私を現実に連れ込んだ。


 窓の外、東の空で時折稲光を走らせながらオレンジに輝く積乱雲を眺め、

「今日は西向きの便で良かった。」と独り言をもらす。


 朝食と呼ぶにはあまりにも遅すぎる食事を手早く取り、最近リニューアルされた制服に袖を通しながら、いつも通り乗務カバンの点検を始める。

ピンチハンガーから白手袋をむしり取り、懐中電灯から充電ケーブルを抜き取った。

ペットボトルの紅茶と、グミや飴なんかの駄菓子をポーチにまとめ、乱雑に乗務カバンに押し込む。


 ゴミステーションに膨らんだビニール袋を投げ込み、20年落ちの愛車に飛び乗ると、走り慣れた通勤路を走り出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ