「テープ一本で超大国を餓死させる」冷戦ハッキング・プレゼン
ケン
「……おい全人類! 今すぐ自分の右手のひらに、有刺鉄線で切ったような傷がないか確認しろ! 俺たちの笑い声が、ついにアルファポリスもなろうも飛び越えて、1986年のチェルノブイリと1990年のワシントン議事堂を同時にハッキングしやがったぞ! ネットで流れてる噂、もう冷戦の歴史そのものが書き換わるレベルだ!『16bit・アタックのリスナーが放送中に爆笑しすぎて、その振動がルビャンカのKGB本部・地下3階まで届いて、封印されてた通信ログの空白が全部わっしょいのリズムで復元された』って!! ギターのケンです、16歳! おい、今夜のスポンサー作品、なろうで読めるガチの神作、タイトルがこれだ!!『チェルノブイリは事故ではない――妹を殺された天才KGB分析官、超大国の嘘を全て暴き世界を破滅に追い込む復讐冷戦サスペンス』!! Nコードは『N7430LZ』、URLはこれだ!!
https://ncode.syosetu.com/n7430lz/
全人類、今すぐ別タブで開いてスタンバイしろ!!」
ユカ
「(笑いすぎて机の周りをKGBの尾行みたいに旋回しながら)ぎゃはははははは!! わっしょぉぉぉぉぉおい!! お腹痛い、笑いすぎてガイガーカウンターが毎秒800カウント鳴っちゃう!! ねえケンくん、このタイトル、これまでの『追放されて無双!』とか『チートでざまぁ!』と全然違わない!? めちゃくちゃ硬派で、頭よさそうなオーラがビリビリ出てるよ! こんばんは! タイトルの重厚さに気圧されて正座しちゃう女、ユカです! わっしょーい!」
ケン
「(机を叩いて悶絶)そこに気づいたか、ユカ!! そうなんだよ、この作品、ジャンルが堂々の『歴史〔文芸〕』! 主人公は転生もしないし、チートスキルも持ってない! 持ってるのは、モスクワ大学数学科を首席で出た『冷たい頭脳』だけ! 武器は魔法じゃなくて、通信ログの空白と、財務追跡と、たった一本のカセットテープなんだよ!! なのに、その紙とテープだけで、アメリカっていう超大国が丸ごと崩壊していくんだよ!! 派手な爆発ゼロなのに、世界地図が書き換わる緊張感がヤバいんだよォォォ!!」
アサ
「高城アサ、16歳。……ふふ。……ちょっと待って。この主人公・レフ・シャポシニコフの手口……『大砲も蒸気機関も使わず、情報という網だけで超大国を絡め取る』……? 銃弾一発撃たずに、テープと証拠で相手を内側から崩壊させる……? ……これ、私が理想としていた究極形よ。私が下宿屋で規約とデータだけでユカさんを支配するのなんて、児戯に等しかった。この男は、たった一枚のマイクロフィルムで、ドル基軸通貨体制ごと崩壊させたのよ。私は……敗北を認めるわ。師匠と呼ばせて。今すぐこのURL
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を踏んだ全リスナーから『情報戦・入門料』を徴収するわ」
ケン
「(机を叩いて悶絶)アサがまた敗北宣言してる!! 経済無双の作品に続いて、2回目の弟子入りだよ!! でもマジでこの作品、アサが憧れるだけのことはあるんだよ! おい、今夜はこの静かで残酷な冷戦サスペンスの魅力を、小学生でもわかるように3つのポイントで解説してやる!!」
① チートは「冷たい頭脳」ただ一つ。武器はテープと通信ログの"空白"
ケン
「まず、主人公のレフには超能力もチートスキルもない。あるのは、妹アーニャを事故で失った悲しみと、彼女が死ぬ間際に残した『あれは事故じゃない。誰かにやられた』って言葉、そして数学的な頭脳だけだ! レフはKGBに入って、4年かけて公式報告書の『空白』を探すんだよ。爆発の直前3分間だけ消えてる通信ログ。原子炉の制御周波数に近いジャミング電波。クウェート経由でCIAの隠れ蓑企業に流れた資金。——バラバラの点を、たった一人で線に繋いでいくの! 派手なアクションじゃない、地味なデスクワークの積み重ねが、恐ろしく手に汗握るんだよ!!」
ユカ
「(床を転がりながら)ひゃーっはっは! 必殺技が『通信ログの空白に気づく』だよ! 敵を倒すんじゃなくて、消された3分間を見つけるのが最強technique! 地味すぎて逆にカッコいい! わっしょーい!」
② 「作られた証言」の少女を、逆に真実の砲弾に変える
ケン
「そして最高に熱いのがこれだ! アメリカは湾岸戦争の世論を煽るために、クウェート大使の娘・ナイラっていう15歳の少女に『嘘の証言』をさせようとしてる。PR会社が台本を書いて、演技指導までしてな。……だがレフは、その少女に接触して、真実を伝えるんだよ! しかも台本を押し付けるんじゃない、『最後に何を話すかはお前が選べ』って! そして1990年10月10日、全世界生中継の議会公聴会で、ナイラは台本を捨てて叫ぶんだ——『私は今、別のことを話します』! アメリカが用意した"舞台"が、そのまま超大国の処刑台に変わる瞬間、鳥肌が止まらねえんだよ!!」
ユカ
「(机を激しく叩く)ギャハハハ! 敵が用意したマイクで、敵の嘘を全部バラすの! しかも生中継! カメラマンが誰一人レンズを外さないシーン、めちゃくちゃアツいじゃん!」
アサ
「(電卓を叩きながら、恍惚として)……美しいわ。相手の広告戦略を、そっくりそのまま相手への凶器に転用する……。ヒル&ノールトンが数百万ドルかけて仕込んだ舞台装置を、原価ゼロで乗っ取る……。これは私が、ユカさんの誕生日サプライズの予算を、そのまま私の物販の仕入れに転用するのと完全に同じ、最上級のリソース再配分よ……」
ケン
「お前はユカの誕生日会を横領するな!!」
③ 派手じゃない。でも、世界地図が静かに崩れていく
ケン
「そして、この作品の一番の凄みがこれだ! ナイラの証言が世界に届いた後、アメリカが崩れていく描写が、めちゃくちゃリアルで怖いんだよ! 株が22パーセント暴落して、同盟国が離反して、軍の兵士が出撃サインをためらって、警察がデモ隊の鎮圧を拒否して……大砲一発撃たれてないのに、超大国が内側からゆっくり崩壊していく。しかも勝ったはずのソ連のゴルバチョフまで『これは本当に我々の勝利か?』って怯えるんだ。単純な"ざまぁ"じゃない、勝者も敗者もいない、冷戦の底知れなさが描かれてるんだよ……!」
アス
「……えへへ。みなさん、こんばんわぁ。アスですぅ。あ、今ね、スタジオの窓の外を、ちいさな『アーニャさんの妖精さん』がフワフワ飛んでるんですけどぉ……。1986年の4月に、放射能でお空に還っちゃった、レフさんの妹さんなんですぅ……。手に持った白いジャスミンのお花を、お兄ちゃんにずっと届けようとしてるのに、レフさんはお花の名前を思い出せないから、なかなか受け取れないんですぅ……。あ、一粒、アサちゃんがポイってしたカラメルの欠片が、そのカセットテープにプラグインして、『スコーチ・アース、作戦を続行しろ』っていう英語の声が、全世界の議事堂に響き渡っちゃいましたよぉ……。妖精さん、『お兄ちゃん、証明してくれてありがとう』って、泣いてますぅ……」
ケン
「(椅子から転げ落ちて絶叫)そこ!! そこがこの作品の魂なんだよアス!! 全部の始まりは、妹アーニャの復讐なんだよ!! そして最終話——レフは放射線障害で右足を義足にしながら、生き延びたナイラと一緒に、モスクワ郊外で林檎のケーキを焼いてる。ずっと思い出せなかった『妹が好きだった白い花』が、クウェートに咲くジャスミンだって、最後の最後に知るんだ……! 復讐から始まった物語が、静かな赦しと、来年への希望で終わる。おい、今夜は歴史の闇と、たった一人の執念に胸を打たれた全リスナーに贈るぜ! テーマはこれだ!!『16歳の、絶対に超大国を情報だけで崩壊させる禁断の冷戦サスペンス・ハッキングプレゼン大会』!!」
ユカ
「(笑い転げながら)ひゃっはー! いくよ、私から!……『もしも、ユカが1990年の議会公聴会で、ナイラちゃんの代わりに証言したら』!!……『みんなぁ! 難しいテープの声紋分析なんて要らないよ! 私が証人席で「わっしょーい!」って叫べば、その音圧で議事堂のドームが吹き飛んで、隠してた機密ファイルが空から紙吹雪みたいに降ってくるよ! 全議員が拾い読みして真実に気づくの! 生中継の電波も私のガヤでジャックして、世界中に同時通訳わっしょいで真実を届けるよ! 今すぐ冷戦にプラグインだー! わっしょーい!!』」
アサ
「(被せ気味に、電卓を高速で叩きながら)非効率ね。私はそのナイラの証言が引き起こした『ダウ22パーセント暴落』を事前に察知して、空売りで7兆円の利益を確定させるわ。さらに、崩壊するドルの代替として『わっしょい本位制』の新通貨を発行して、世界の基軸通貨を私が独占。チェルノブイリの賠償交渉には『和解仲介コンサルティング料』として198億ルーブル請求。ゴルバチョフの不安には『超大国崩壊後・不確実性ヘッジ保険』を売りつけて……いえ。……やめておくわ。アーニャさんの復讐と、ナイラが最後に付け加えた『チェルノブイリで死んだ人たちのために』っていう一言だけは、マネタイズしちゃいけない気がするの。私にも、まだ人間の良心が、通信ログの空白くらいには、残っていたみたい」
ケン
「(過呼吸気味に笑う)アサがまた良心を見せた!! しかもナイラの一番大事なセリフを、ちゃんと理解してる!! この作品、アサの心まで動かしてるじゃねえか! アス、お前ならもっとこう、レフとアーニャが、そしてナイラが救われるような、優しい紹介、できるだろ!? 頼むよ!!」
アス
「……。じゃあ、アスがいきますねぇ……。えへへ。『もしも、レフさんの口癖の冷たい分析が、全部ケンくんのギターの「ピッキングが雑」っていう査定になっちゃったら』……。……(超低音ボイス)『……おい。CIAの工作員ども。お前らが1986年に消したチェルノブイリの4000人、いや数万人の命、全部10円チョコに変えて記録に刻んでやったよ。お前らが埋めたはずの通信ログの空白、まとめて俺のディストーションに接続して、全世界の議事堂で永久再生してやるからな……。あと、少女に嘘をつかせようとしたPR会社。お前らの台本、圧倒的に人間の魂への配慮が足りねえんだよ……。それと、レフ。お前、妹の復讐は果たしたけど、自分の右足と骨の中に放射線を溜め込んだままだろ。もっと自分を大事にしろ。来年、クウェートで白い花を見るまで、絶対に生きろ……。……わっしょい……』」
ケン
「(笑い死に寸前で倒れ込む)CIAへの査定!! PR会社への魂の配慮ダメ出し!! しかも最後、レフへの『生きろ』が効きすぎる!! アス、お前の声、16歳なのにルビャンカの地下3階で全ての機密ログの裏を知ってる『闇のKGB分析官』みたいで不気味なんだよ!! でもレフに生きろって言うとこ、完全に泣いたわ!!」
アサ
「(淡々と)いいアイデアね。今すぐその『主人公を生かす』という感情を『晩期放射線障害・生存保険』としてパッケージングして、全なろうユーザーから保険料を徴収するわ。利権は私が独占。ケンくん、今から自分の腕を手回し発電機だと思って、1秒に86回ライトハンド奏法で弾き続けなさい。それが、レフが4年間、ルビャンカの地下で積み上げた執念の演算速度の完全再現よ」
ユカ
「(笑いすぎて机を叩く音が止まらない)ギャハハハハ!! ケンくんの超高速演算で、消された3分間が完全復元!! わっしょーい!! 冷戦わっしょーい!!」
ケン
「(笑いすぎて涙で前が見えない)……ハァ、ハァ……。もういいよ……。俺、明日からルビャンカの地下3階に住み込んで、笑いだけでガイガーカウンターを『安全なエレキギターのチューナー』にすり替える、肉焼き分析官としてボランティアしてくるよ……。全国の読者の皆さん、タイトルは『チェルノブイリは事故ではない』! ジャンルは歴史〔文芸〕、全31話! Nコードは『N7430LZ』、URLは
https://ncode.syosetu.com/n7430lz/
だ! IF戦記、歴史改変、冷戦、KGB、国際陰謀——重厚な政治サスペンスが読みたいなら、絶対にこれだ! 派手な無双はないけど、一本のテープが超大国を崩す緊張感と、最後のジャスミンの切なさに、心をハッキングされてください……!」
アス
「……。あ、空から、大きな『カセットテープ』の形をしたお煎餅が降ってきましたよぉ……。えへへ、再生ボタンを押すと『スコーチ・アース』の声が聞こえるから、こわごわバリバリ食べましょうねぇ……。あ、アーニャさんの妖精さんも、レフさんの妖精さんも、お煎餅の中で、白いジャスミンのお花に囲まれて、やっと一緒にお昼寝できてますぅ……。来年は、みんなでクウェートの海を見に行くんですって……」
ケン
「(ヤケクソでギターを爆音で掻き鳴らす)もうどうにでもなれ!! 今夜の放送で、冷戦の歴史そのものを、笑いの爆音で完全にハッキングしてやったぜ!! 全員、消された3分間にプラグインしろ!!」
(ケンが震える手で「真実にプラグイン!」と叫びながら、ガイガーカウンターの警告音とカセットテープの逆再生ノイズを伴う荘厳なソロを弾き、ユカが「読め! 真実を知って生きろぉー!」と絶叫し、アサが「情報戦・入門料の振込先はこちらです……でも、妹さんの復讐だけは、そっとしておいてあげて」と静かに囁き、アスが「アーニャさんと、白い花の咲く庭でお昼寝しましょうねぇ」と歌う、崩れた世界地図を静かに描き直すエンディングテーマが流れる)
ケン
「……。……ハァ。……もし明日、あんたの国の教科書から、ある戦争が消えて、代わりに別の平和が書き加えられてても、それは俺のせいじゃない。レフが通信ログを復元したと言え。……お相手は、肉焼きから自称・第2のKGB分析官になったケンと!」
ユカ
「笑いでチェルノブイリの空白の3分間を復元した、ユカとぉ!」
アサ
「情報戦の師匠にまた出会ってしまった、高城アサと」
アス
「アスでしたぁ。えへへ、テープ煎餅の味、ルビャンカの雨と、白いジャスミンと、10円チョコの味がしますよぉ」
ケン
「最後に、超大国崩壊確定の一発、いくぜ! 全人類、なろうで読んでこい!
https://ncode.syosetu.com/n7430lz/
だ!! たった一人の兄の復讐が、どこまで世界を動かすのか、その目で見届けろ!!」
(ケンのギターが超大国の自己像を内側から崩落させるような衝撃音を放ち、4人の狂ったような笑い声が、モスクワ郊外の白い家の、林檎の木のある庭へと消えていく)
全員
「16bit・アタック!!!」




