↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢見る魔王  作者: 万卜人
PR
19/56

ドーデン

 三人はドーデンの町を目指している。

 ミリィはハランスの町の人間の話しによると、ドーデンの町の方向へ去ったと言うことだ。


 ドーデン。ドーデン王の治める町。タルカスの話しによると、町には城がそびえたち、さまざまな地方から隊商や、行商人が集まり、ハランスの町とは比べ物にならないほどの繁華を見せているそうだ。


「どうしてそんなに人が集まるか、というとだな」

 タルカスは道々、パックとファングに話して聞かせた。

「ドーデンの町は港町でもある。湾の入江に面し、何隻もの船が毎日のように出入りしている。北の大陸に行くにはどうしてもドーデンの町から出発しなければならない。また北の大陸からも沢山の旅人がくるから、そのための宿屋や施設がそろっているのさ。商人だけではないぞ。偉い学者や、傭兵も集まるから、あらゆる人々があそこにはそろっている。とにかくあそこでは毎日びっくりするようなことがおきる」

 そう言うタルカスの口調は楽しげだった。

「タルカスさんはドーデンの町が好きなんですか?」

「ああ、好きだな。あそこに行くと、つい長居をしてしまう。なにしろ退屈しない」


 旅は魔物に襲われることもなく、はかどった。

 ハランスの町を襲った魔物があの戦いで大勢倒され、この辺にはいないのだろうというタルカスの言葉だった。パックは首をひねった。

「なぜ魔物は人間を襲うんだろう?」

 ファングはなぜそんなこと聞く、と肩をすくめ答えた。

「そりゃ魔物だからさ! 魔物は人間を襲うものさ」


 タルカスも同じ意見のようだった。そうかなあ、とパックは言葉を飲み込んだ。

 ドーデンの町には学者が大勢いるということだ。その学者に聞いてみようと、パックは思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。