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生活魔法が強すぎるんだが?  作者: 晨具
魔法武術学校
36/37

フロイトとゴースト狩り

校長先生とのやりとりが思い浮かばなかったので、前の話をすこし編集しました。

 夕食を済ませ、タットとふたりで森の中を歩く。

 数時間かかって、ようやくゴーストの群れを見つけた。


 「実体化させるよ、」


 俺は『聖者の腕輪』に魔力を込めて、ゴースト達を実体化させる。

 なんだか実体化させると、普通の人っぽく見えるな....。


 「っ!!すごいや!! これで捕食できるよ!!」


 そういって、タットは片っ端からゴーストを倒していく。

 普通の人に見える実体化ゴースト達は、血を吹き出したり、内臓をぶちまけながら、次々と倒されていった。


 うん。血とか出るんだね。


 「どう?タット。何かスキルゲット出来た?」


 共食い....もとい、ゴースト食いをしているタットに聞いてみる。

 実際のところ、俺も何のスキルがゴーストに備わっているのか知らない。

 やはり物理無効とかそういうスキルかな?


 「うん、ちょっと待ってね・・・ あ、レベル上がってる・・・ ああー、スキルは取れてないや。」


 タットはステータスを確認しながら、そう伝える。

 どうやらスキルは取れなかったようだ。



 「・・・ん!?あれ!? 防御力がEになってる!! フロイトくん! Eって何!!??」


 なに!?

 防御力がEになってるって!?


 俺もまだステータスEの値が何なのかは把握できて無いが、俺の魔力Eと同じく、明らかに強い数値なのは確実であろう。


 「タット....まじで? いや、俺もEっていうのがどういうのか分からないんだけど。多分、それメチャメチャ強いんじゃない?」


 ゴーストを捕食したことで、防御力がEになったタット。

 もしかしたら、物理無効のような最強の防御力を手に入れたのかもしれない。


 「え?ホント? フロイトくん、ちょっと殴ってみて?」


 タットにそう言われ、俺はタットの顔を殴った。

 なんとなく全力で。

 日頃の恨みとかは無いけど、全力で。




 だが、タットの顔はビクともしなかった。


 「え?いまホントに殴った? 触られたくらいの感覚しか無かったよ? 遠慮しなくていいから全力でやって!」


 いや、遠慮なんてしてないんだけどな。

 しかし、俺も殴った拳の感触がおかしい。


 なんというか、ゼリーを殴ったような感触。

 俺の拳も全く痛くない。

 タットもダメージ0のようだし、なんというか気持ち悪かった。


 「結構強めに殴ったんだけど。」


 「え?そうなの? じゃあやっぱり防御力強くなってるんだ!」


 タットは最強の防御力を得たのだった。





 俺たちは、タットの防御力がどんなものなのかと色々試した。


 まずは斬ってみることに。


 「それじゃ、いくぞ!」


 ――ズバッ


 タットの腕が落ちる。

 どうやら、斬撃は効くみたいだ。


 「あんまり痛くないね。もしかして感覚も鈍くなってるのかな?」


 そんなことを言いながら、無くなった腕が再生されていく。

 ステータスを確認すると、体力は少し減ったが、腕の再生に合わせ回復していっているらしい。





 「んじゃ次は、肌への攻撃ね。」


 俺はそういって、タットを叩く。


 「痛ッ!!!」


 ビンタ攻撃だが、これも効くみたいだ。

 ヒリヒリと痛いらしい。

 だが、体力へのダメージは0のようだった。






 「本当にいいんだな? というか、まずはデコピンくらいの力の方が良くないか?」


 「ううん。大丈夫。覚悟は出来てるから。」


 最後はキ○タマへの蹴り。

 つまり、内臓へのダメージだ。


 「後悔すんなよ? いくぞ!」



 ――ドゴォッ



 「ッ!!」


 どうやら、少し効くようだ。

 だが、あんまり痛がる様子は無かった。


 「ちょっと痛いけど、これなら全然我慢できる。」


 そこそこ強い力で蹴ったが、耐えられる痛みらしい。

 うん。羨ましい。



 そうして、またゴースト狩りに行く約束をして、寮へと帰る。


 時刻は午前3時になっていた。

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