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第2話:金属バット少女と、ノンデリ少年【後編】

第1話【前編】と共に、お読みくださると嬉しいです。

ラブコメ要素として後半の方が高め。


テスト投稿。

描写はほぼなし。改行多め。

※綺麗じゃない恋愛もの

※品ないセリフ

※エピタイトル通り

頭空っぽにして読む感じです。


大分頭ゆるいぽわぽわご都合主義。


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 ×月⚪︎日(日)【PM 17:00】

某都心部:海辺の夕暮れ

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紫色の花を目の前に差し出されたカノジョ。



振り上げた金属バットの切っ先が、

カツン、と虚しく音を立てる。



突然の花、

カレシの笑み。



混乱するカノジョの手から、バットが滑り落ちかける。



少女A「……あ?……花?」



少年B「そう、見て分からない?頭だけじゃなくて、とうとう目も悪くなった?」



一瞬でブチ切れかけるカノジョ。

しかし、バットを握りしめ耐えた。



少年B「ほら、少女漫画のような情緒の欠片もないお前の事だから、たまにはこういうのも悪くないかと思ってさ、一種の情操教育だよ」



ーーガリ、ガリガリ…

地面を擦る先端。

視線を落としつつ、掌を差し出す。



少女A「……フンッ、受け取ってやらないことも無い」



花を素直に受け取るカノジョの掌を見つめ、

にこり、カレシが笑みを浮かべた。



少年B「ま、それトリカブトなんだけど」



グシャリッ、手の中の花が折れる。



瞬間ーー



ーードンガラガッシャーン!!!!!

車のフロントガラスが砕け散り、車体は凹み、外れたタイヤが転がる。

ふわり、バットが当たる前に、金属製のソレに飛び乗った世界最強のクズカレシ



少年B「おっ、流石の破壊魔人ばかぢから、俺を乗せても軽々ってカンジ?」



少女A「ーーーッ!!!」



ーーブォン!



全力直球、渾身のスイング。

直前、カレシは飛び上がり瓦礫への直撃を避ける。

積み上がった瓦礫の上でカノジョを見下し、

嘲笑の笑みを浮かべた。



少年B「あっ、もしかしてマジ照れ?馬鹿みたいな脳筋スイングで俺を殺せると思ったんなら残念無念、また来世〜(笑)」




少女A「テメーだけは殺す!死んでもブッ殺す!!!」




振りかぶった金属バットは今日も止まらない。




少年B(あははっ、悔しいのぅ、悔しいのぅ(笑))


少女A(死ね死ね死ねッ!!!!!)


少年B(……花言葉、ちゃんと地獄の先まで持ってけよ)


少女A(?いいからテメーは大人しくブッ壊されとけ!!)



ネガティブな意味(復讐・敵意・厭世的・あなたに死を)

ポジティブな意味(勝利・栄光・騎士道)



#貴方に死を #クズ男の独占欲  #勝利 #騎士道

#少女漫画の花はトリカブト

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 ×月⚪︎日(日)【PM 18:15】

某都心部:廃墟と化した敵のアジトにて

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物資を漁るが、大したものはない。


せいぜいあるのは、

乾いたシリアルバー、膨張した缶詰、破けたレトルト。

二人分どころか、一人分にも満たない残骸ゴミクズの山。



少女A「……収穫なし、ゲロしょっぱ」



頬についた返り血を乱雑に拭う腕。

埃臭い暗い室内と、錆びた死の匂い。

紙屑しへいの上をドカドカと踏み歩き、

空腹に苛立つカノジョ。



少年B「朝から晩まで暴れ回ってるのに、ほんとにお前は元気だね。ガキってどうしてこんなに一日中元気なんだろ?

……あっ、頭にリソース割いてないから、全部体力に変わるのか!なるほど、納得、納得〜」



ひしゃげた血まみれの扉と誰かの残骸パーツが転がる。

その横にぶち空けられた崩れかけの壁穴からひょいと顔を出すカレシ。

傍に転がるゴミ(死体)を端へと蹴り飛ばし、道を作り部屋に入る。



少女A「ーー何?アタシの邪魔しに来たのか?」



少年B「いや、単なる見学。ほら、こっちは物資たっぷり。無能なお前を生かしてやる、善行善良な俺様からの『お恵み』だよ。

……あ、だからお前は荷物も頭もスッカラカンなのか(笑)」



リュックいっぱいの物資を見せびらかし、

にこにこ、悪意のなさそうな笑みを浮かべる最低カレシ。



少女A「テメェ......今すぐブッ壊される覚悟、あるんだよな?」



ーービキビキッ

青筋を額に浮かべ金属バットを握るカノジョ、

デコボコバットの先端をカレシに向ける。



少年B「ハッ、お前みたいなお使いも出来ないチビッ子は、さっさとお家に帰って、日曜朝の魔法少女アニメでも見てたら?

ほら、飴ちゃんやるよ。……乳臭いママ味の飴。好きだろ? 優しい俺からのプレゼントだ」



完全なる子供扱い。

にこにこと笑うカレシ。

ブツリとキレるカノジョ。



ーー怒りと破壊まで三秒前



少女A「……ブッ殺す!!!!!」



ーードガシャーーーン!!!!

更に崩壊する敵のアジト。

半壊した建物は一時間もしないうちに全壊する。



崩落する瓦礫の中、

埃を払いながら軽やかなスキップを披露するカレシ。




少年B「……あーあ、飴ちゃん砕けちゃった。お前の軽い頭みたい(笑)」


少女A「るっっっせえ!!死ね! 死ね、死ねッ!!」




#空腹と煽り #子供扱い #だが電気は通っていない

#世界全壊の元凶

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 ×月⚪︎日(日)【PM 20:00】

某都心部郊外:アジト廃墟の一室にて

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割れた窓ガラスの先は曇り空。



かろうじて使える程度のパイプの曲がったボロボロのベッドの上に、

スルメを齧り仰向けになってボロい漫画を読むカノジョ。



かろうじて使っていられる程度のクッションを地面に置き、

その上に座りベッドを背もたれにするカレシ、手には古びた文庫本らしき小説。



残りわずかなランタンの光。

枕元のパイプにかける、一つの光源を二人で使う。

ーージリッ、と鳴る小さな音と、煤が焦げる匂いが狭い室内に広がる。



少女A「……おい、クズ。明日の三つ編み、右の輪っか、少し大きくしろ。今日のは小さすぎて耳に当たって痒い。あと髪ゴムもそろそろ変えろ、飽きた」



もぐり、スルメを齧るカノジョの小さな不満。

ぱらり、紙を捲り小説から目を離さないカレシ。



少年B「ガキが色気づいても寄ってくるのは低脳猿だけ、一人前に文句いう前に自分で……

ああ、お前が自分でやると、三つ編みじゃなくてただの『首吊り用ロープ』になるか(笑)

仕方ないから明日も俺がやってあげるよ、感謝に咽び泣くといい」



少女A「ざっけんな!! 誰のせいで不器用になったと思ってんだよ!! テメーがいつもバットのスイング指導しかしないからだろーが!!」



解けかけた髪もそのままに、

漫画を放り出し食べかけのスルメを少年の頭にぶん投げるカノジョ。



投げられたスルメを小説から目も離さずパッと掴み食べ、

はらりと頬にかかる黒髪を、片耳にかけるカレシ。



男の耳元に、キラリと光る一つのピアス。



少年B「あははっ、いいじゃん。お前が不器用なままなら、俺なしじゃないと生きていけないだろ?

明日も、明後日も、終末の日も

ーー地獄の先でも俺がお前の髪を結ってやるから、勝手にくたばるなよ。俺の自称最強カノジョさん」



顔を上げ不敵に笑うカレシ。



少女A「……………」



顔を赤くしながら無言で布団ぼろきれに潜り込むカノジョ。



#ワンレン #三つ編み #明日の約束 #不器用カノジョと器用カレシ

#首吊り用ロープ #片耳ピアス #独占欲と執着心

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4月12日(日)22時15分

某都心部郊外:アジト廃墟にて

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割れた窓ガラス、今日も月明かりは差さずにいる。



郊外のマンション5階の一室

かろうじて倒壊しなかった区画の1棟



ヒビの入った外壁は蔦が絡む。

室内は電気が止まり、廃墟そのもの。

打ちっぱなしの寒々しいコンクリートの壁。

だが、二人にとっては安全地帯。



僅かに残った、ベッドの枕元のパイプに吊り下げられたランタン。

か細い光が室内を微かに照らす。



かろうじて使えるひしゃげたベッドを背に、少年はボロボロのクッションに胡座をかいて座る。

その少年の前に、少女がすっぽりと収まっていた。少年の脚の間に当然のように座る。



ぱらり、ぱらりと不規則にページを捲る音。



少年は目の前に在る少女の頭に顎を乗せ、世紀末漫画4巻を読む。

少女は少年を背もたれにし、手元の世紀末漫画5巻を読んでいた。



枕元のパイプにかけた一つの光源。

ーーパチリ、小さく爆ぜるランタンの音が遠ざかる。



少年の胸から聞こえる確かな鼓動を背にし、少女は今日も生を静かに感じる。



少年B「お前さー、たまには普通の女みたいに可愛く『好き』とか言えないわけ? 」



スルメをクチャクチャ噛むカノジョ



少女A「……は?」



ーーポロリ、

驚愕に口元から、イカゲソが落ちかける。



少女A「はぁぁあ!? お前が先に、焼き土下座でもして『愛してる』って言ってみろよっ、この陰険クズ野郎ッ!!!」



少年B「あー、無理無理。バトル漫画これ読みながらスルメかじってるメスゴリラに、乙女心なんて期待する方がバカだった」



少女A「テメーだって、これ(漫画)好きだろーが! いっぺん死んどけ!!」



手元の漫画をカレシの腕にぶん投げるカノジョ。

すかさずキャッチし、カノジョの頭に本の角をコツンと当てた。

敢えてツボにブッ刺す、プロによる犯行。

痛みは、音の威力では語れないほど。



頭を両手で押さえるカノジョ。

ニマニマ笑う性格最悪最強カレシ。



沸々湧き上がる怒り。

カノジョは睨んだ。

けれどーー



少年B「……まあ、その凶悪面見てキュンとするとかないけど。俺に着いて来れんのは、お前みたいな猛獣女しかいないんだ。勝手にその辺でくたばるなよ。

ーーもし勝手に死んだら、墓場に線香代わりのロケット花火ぶっ刺して打ち上げてやるからさ」



少女A「………なら、テメーの墓場には爆竹投げてやんよ」



少年B「あはははっ!いいじゃん、いいじゃん!お前らしくて最高にうるさそう(笑)」



ーーニヤリと不敵に笑うカレシ。



放り出した漫画はそのままに、

解けかけたカノジョの三つ編みを、その手がするりと解く。



カノジョを見下げるカレシ。顔だけはいい最強カレシ。

それが最高に腹立つ。



少女A「…………っ、やっぱ、今のニヤケ顔、ムカつく! !ブッ殺!!!!!!」



頭突きをかまそうとするカノジョ、それはいつもの照れ隠し。

カレシは笑顔でその頭を片手で制した後に持ち上げ、

ベッドの上へとポイっと投げ捨てると、鼻で笑う。




投げ捨てられたカノジョの目に怒りが宿る。

積み上げられた世紀末漫画をカレシに投げつける。




一巻、三巻……時速300kmの漫画本。

ひょいひょい避けるカレシはゲラゲラ笑い、カノジョの首根っこを掴む。

暴れるカノジョを片手で押さえ込み、ベランダへ続く窓を開ける。



ーーそしてカレシはカノジョを地上5階の高さから、

窓の外へそこそこの力で放り投げた。



少女A「っ!!!マジでブッこ………ーーっ!!」



遠くなるカノジョの姿。

カレシはにこにこ笑って手を振り見送る。



空に放り投げられたカノジョの、解けた髪から覗くのは、

微かに残る赤い耳元と、キラリと光る、一つのピアス。



ーー曇天に咲く、人間ロケット花火。






5分後・・・

ーーがちゃり、と開く扉の音。

ドカドカ鳴らす足音は、カノジョの帰宅音。



ベランダへ続く窓は開けたまま、サッシへ背を預け、呑気に漫画を読んでいたカレシは顔を上げる。

ボサボサ髪に、泥のついた頬。息を切らし、上下に乱れる小さな肩と、憤怒を表すカノジョの顔。

それを眺めてカレシはにこりと笑う。瞳にほんの少しの昏さと熱を持つ温度を隠しながら。



カノジョの生への執着と、カレシへ向ける殺意の執着。

鋭い瞳がカレシの憎たらしい全貌を映す。



彼は自身の速まる鼓動に生を感じた。



少女A「……っざけんなテメー、マジで殺す気か!!」



少年B「あ、お帰り〜。今日は2分24秒もお早いご帰宅で〜」



少女A「ドクズ陰険ゴミ野郎!ここ(寝床)壊れたら困るから今は我慢してやる。だから今すぐ面貸せ、すぐに外だ、ソッコーで表へ出ろッ!! テメーのキレーな顔、グチャッグチャにブッ壊してやるッ!!!」



少年B「ははっ、火薬よりお前の声のがうるせー。いい? お前を壊すのは俺。

だから、先に地獄へ行ってどーぞ。ま、地獄でもその騒音こえで追い出されるのがオチだろ。

あっちで俺に話しかけんなよ、死ぬほど迷惑(笑)」



少女A「地獄でもテメーを必ず追いかけてやる!!!そんで、 アタシがぜってーにブッ殺す!!!」




これは、少女Aと少年Bの愛の記録ログ




デリカシー死滅バイオレンス・ポストアポカリプス・ラブコメディー。

二人の日常のほんの一幕。





#爆竹 #ロケット花火 #ピアスはお揃い

#自称世界最強のカノジョ #自称世界最強のカレシ #世界の終末まであと・・

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少年B:やっぱり馬鹿は地獄しんでも治らなかったね。(やあ、また会えたね、最強のマイハニー)


少女A:もっかいブッ殺す!!!(はよ輪廻転生しろや、最強のクソダーリン)=来世でも絶対捕まえてやんよ。



ーーー好きだよ、ばか。

それは言わないお約束。



こんな2人を好きになってくれたらいいな。

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