第1話:金属バット少女と、ノンデリ少年【前編】
スマホでサラッと読めるようなテイストです。
前編は物騒さが強め、
後編は糖度が高めなラブコメです。
テスト投稿。
描写はほぼなし。改行多め。
※綺麗じゃない恋愛もの
※品ないセリフ
※エピタイトル通り
頭空っぽにして読む感じです。
大分頭ゆるいぽわぽわご都合主義。
山積みになった敵軍隊。
屍の上に座るセーラー服の少女。右手には血まみれの金属バット。
履き潰したスニーカー。靴下は片方がずり落ちてる。
黒髪の三つ編みは、耳を包み込むようにぐるりと回され、左右で輪っかを作る。
ーー解けぬよう、耳の裏で、きつめに縛り上げられた。
死体の山の傍らに立つ少年。短ランにボンタンズボン。
右手には血まみれのメリケンサック。緩くなったタンクトップ。
ワンレンの黒髪は肩に触れる長さ。――左手首には、不釣り合いな黒い髪ゴム。
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×月⚪︎日(日)【AM 9:00】
某都心部:死体と瓦礫と廃ビル群にて
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少年B「お前さ、俺に言うこと、まずは一つあるよね?」
少女A「あ?」
少年B「……はあ、少しは危機感覚えたらどう?ああ、『危機感』って言葉、お前には難しかったか。ごめんね?小学生頭のお前でも分かるように『やさしいことば』の勉強から躾し直しかな」
少女A「ケッ、クズ野郎」
びきびきと額に青筋浮かぶカノジョ。
涼しげな顔で受け止めるカレシ。
少年B「……あ、そう言えばこういう言葉は知ってるか?」
少女A「あ?」
少年B「お前にぴったりの四字熟語、――『脳・無・絶・壁』
にっこり、笑顔で煽るカレシ
カノジョはコンマ0.3秒で答えを出す
少女A「ブッ殺!!!!!!!」
カノジョは死体の山から飛び降り、
カレシの頭めがけ力の限り、金属バットを振り下ろす。
――ドガーーーンッ!!!!
土煙を上げるひび割れた地面。
人間の仕業とは到底思えない巨大クレーター。
少年B「まだまだ威力が甘いね、単細胞メスガキ猿の名が廃るんじゃない?」
金属バットをひらりと躱す最強カレシ。
少女A「おい、避けんな!!陰険クソ野郎!!!」
無駄に爽やかな笑顔が少女の腹の虫を更に煽る。
『命懸けの鬼ごっこという名のデートの始まり』
#回避全振り彼氏 #地形破壊的日常 #デート編
#セーラー服と金属バット #短ランイケメンクズ
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(※脳無絶壁なんて四字熟語はありません)
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×月⚪︎日(日)【AM 10:00】
【某都心部:廃ビル付近】
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足場が崩れた隙に、敵に足を捕まれ、
盛大に背中からすっ転んだ自称人類最強カノジョ。
それを嘲笑い見下す最低最悪の最強カレシ。
少年B「楽しそーじゃん、俺も混ぜてよ」
少女A「あ?楽しくねーよ。襲われてんだよ、分かれクズ」
少年B「何だって?お前が襲われてる?ははっ、寝言は死んでから言えよ。
人の上でイビキかきながら腹かいてるようなメスゴリラに発情出来る人類なんているわけないだろ(笑)」
笑いながら敵を蹴り上げるカレシ。
――ガンッ
一匹目
瓦礫に吹き飛ばす、凶暴カレシ。
――ブツッ、グシャっ
二匹目
電柱にブッ刺す、凶悪カレシ。
ふらり、立ち上がる少女の姿、
右手に凹んだ金属バット。
少女A「!!!くたばれクソ野郎!!!」
――ドガン!
自称最強の渾身の一撃
敵と共に吹っ飛ぶカレシ。
ケロリとした顔
ちゃっかり敵にエルボーかます人類無敵の最強カレシ。
少年B「おっ、いいね〜。今の単調スイングなら、俺の加速ブースターくらいにはなれるんじゃない?
ま、俺を殺すには、まだまだ甘ちゃんだけど」
少女A「っるせえ!!!避けんな!!!当たっとけ!!!」
――ブォン!!ガキン!!
ヒラリ、避ける
――ドガッ!!
敵への腹パン、そして
――グシャり!!!
敵を肉盾に使う最低カレシ。
少年B「ハイハイ。短気してると、お前のきっちゃない毛穴、さらに開くよー?女なら黙って俺の三歩後ろにいとけば?
……あっ、女じゃなくて、メスゴリだった(笑)」
――ドガドガガッシャーン!!!
吹き飛ぶ瓦礫
全壊する廃墟
ニタニタ笑い見下す目
無傷な人類最強カレシ。
少女A「殺す殺す殺す殺す!!!!!!!」
少年B(あははっ、餌やるからちょっとは落ち着きなってー。お前、バット振るセンスなさすぎ、体幹悪すぎって訳で、ほら。次行くよー)
少女A(待て!逃げんな!避けんな!ブッ殺す!!!!)
#敵を巻き込んだ #猛獣使い #余裕の全回避
#人間を肉壁にする彼氏 #彼女の殺意がブースター #地形が死滅する痴話喧嘩
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×月⚪︎日(日)【PM 12:30】
某所A市街地 スーパーにて
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少女A「腹減った……メシ……」
――ぐるおぅぅ
盛大に音が鳴るカノジョの腹の音
ゴロリ、寝転ぶカノジョ
命が尽きる一歩手前。
少年B「ははっ、何その腹の音。地獄の番犬? ……いや、犬に失礼か。ごめんなワンコロ、お前よりこっちの歩く災害獣の方が、よっぽど地獄の門番にお誂え向きだったわ。
ともかく、その怪獣みたいな騒音がうるさすぎ。ほら、それ食って黙りな?」
――べしゃん
顔に投げつけられる四角いパック
すかさず受け取るカノジョ。
少女A「……おい、なんだコレ、ぬるい」
少年B「刺身こんにゃく。ま、電気通ってないから中身腐ってるけど。つーか、見れば分かるだろ?脳みそだけじゃなくて、とうとう目まで腐った?
あ、腐ってるのはどっちもか(笑)」
少女A「!!っざけんな!!!」
ガバリと起き上がり、
腐った刺身こんにゃくのパックを投げ返すカノジョ。
――ブォン!
時速、220km級
突っ立ったまま、首を傾けサッと避ける
ポケットに手を突っ込んだまま、余裕そうに鼻で笑う害悪カレシ。
――パァァアアン!!
壁に叩きつけられ破裂する、哀れな刺身こんにゃく。
少年B「あーあ、折角の餌だったのに。何してんのお前。俺の慈悲を有り難く受け取れよ。ちんちくりん娘」
少女A「ゴミだろーがクズ」
少年B「いいや、それはゴミじゃない。それこそ今の状況には必要不可欠な、大事なアイテムだったんだよ」
少女A「あの汚物が?」
少年B「……昔、流行った転生系の漫画あるだろ?」
少女A「……で?」
少年B「そこにあったんだよね。
根性ひん曲がったクソみたいな女って、一度死んでも直んないんだなって。
だから、本当かどうかをお前で検証しようかと思ってさ(笑)」
少女A「ブッ殺す!!!!」
#転生検証 #時速、220km級 #豪速刺身こんにゃく
#地獄の番犬(の腹の音) #電気は通っていない #空腹と煽り
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(※食べ物は大切にしましょう。)
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×月⚪︎日(日)【PM 15:00】
ボロボロの廃屋の屋根の下
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――ざあざあ
雨の止まない午後
雨宿りの二人。
シャッター街の一角
静寂を掻き消す雨音と二人の微かな息遣い
頭から被った雨がシャワー代わり。
肌に纏わり付くのは、ぬるい水滴と湿った空気
少女の頭頂部が、少年の肩口に無造作にぶつかる
崩れた軒下、小柄な少女がシャッターに寄りかかる少年に密着しても、小さな肩は僅かに濡れる。
少年B「お前は頑丈だよね。その辺の人間みたいな、無価値な一般人だったら、その無様さに嘲笑って肉盾にしてやったのに。
俺が愛情深い男で良かったね?今日も感謝して、どーぞ」
少女A「あ?テメーこそ、あっちのゴミ(死体)の仲間入りしてなくて残念だわ」
珍しく語彙力を上げたカノジョ
少女A「つーか、肩濡れた。お前が避けろクズ」
少年B「いやいや、何言ってんの?むしろお前が譲るべきだろ。靴下は片っぽいつもずり落ちててだらしない。顔面もまともに整えらんない。
オマケにチビで色気もない、品もないの”ナイナイ”尽くし」
少女A「ンだって??」
――ピキピキ、ビシビシ
金属バットを握る。
少年B「そして極めつきの、女の”お”の字もない野良犬風情なメスガキが、誰に向かって文句言ってんのかお分かりで?
って訳で、脳なし頭のお前が譲りな。ご主人様の言うことはー?」
少女A「ブッ殺!!!!!!」
少年B(あーあ。結局俺までびしょ濡れじゃん、うわっ、最悪ー。犬みたいに今すぐ傘持ってこいよ、メスガキ)
少女A(死ね!!ゴミ!!)
#雨宿り #ゴミクズ彼氏 #ズボラ彼女 #選民思想的
#怒涛の罵倒 #ナイナイ尽くし #語彙力もない
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後編は18時投稿です。
綺麗じゃなくても恋愛ものなんです。
全裸で待機されてみたい。




