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34.運転免許

【chapter.03】 合宿免許 (全13話)


地球のエアコンがぶっ壊れている。

梅雨が始まる手前だというのに、もう暑い。

厳密には蒸し暑い。


俺といえば里山さんのブログ更新を気にしながら

6月を迎えていた。

あのブログはいつになったら更新されるのか・・・

手掛かりとしては薄いが、現状これしかない。




あの円形隆起以降、何事もなく時が過ぎていた。





普通に講義を受け、普通にバイトして、

普通に家に帰り、寝た。

その間、新たな出会いのようなものはなくて、

俺は俺で魔女の言葉を鵜呑みにしてしまって、

積極的に動けずにいた。

ま、別に女の子にグイグイ行くタイプじゃないけどさ俺・・・




そこで俺は考える。



逆に、


これまで出会った人以外と恋に落ちれば、

問題はない、という事に。

しかし、出会いというものは少ない。



何か環境を変えなければならない。

何ができるだろうか。




バイトを辞める?



いやいや、里山さんの手がかりが

無くなるかもしれない。

それに、店長とか、ちょっと仲良いし

簡単にはやめられない。




じゃあ、新しい何かを始めるか?




何かあるのか?

環境が変わり、

新しい出会いがありそうなこと・・・



茂木から連絡が入る。



[お前、免許とか取らないの?]



あっ、そうだ。運転免許。。。



[取りたいけど金かかるし]

俺は返信する。

隣の部屋の夏美さん曰く、15万かかるらしいし、

今のバイトで貯金を考えるとなかなかに厳しい。

母親に金を借りるわけにもいかないし・・・



でも、運転免許って合宿とかあって、

そのキャッキャウフフがあるのは知っている。

これこそ、新しい環境なのでは!?



[俺は夏休みに合宿に参加予定だ。お前もお金を貯めていっしょにいこうぜ]



ありがとう茂木!




よし、バイトを増やそう!




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