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140.点数
3月。
金をかけて上京し、
妹の部屋を見学して
都会の観光を一緒にして
なんだか俺は安心した。
妹は、なんとかやっていける。
俺が思っている以上に、
いや、俺よりもしっかりしているのだ。
「お兄ちゃん、もう帰っちゃうの?」
「うん」
「なにー?もしかして、デートとか?」
「ま、まぁね。明日だけど」
「ふーん、誰と?」
「教えねーよ」
「えー?なにそれー!」
「ま、大切な人、だな」
そのままリッチに新幹線に乗り
俺は絵空市に戻る。
なんて快適なんだ!新幹線!
加速する窓の景色を眺める。
明日はデートだ。
[今から絵空市に戻るよ]
俺はメッセージを送る。
本当に、色々な事があったな。
明日のデートで、
俺は、告白しようと思ってる。
女の子との距離感って分からないし
あっちが俺の事、好きでも、好きじゃなくても
・・・考えが古いのかもしれないけど
男が告白するものだと、思っている。
だから、明日、面と向かって
告白しようと思う。
新幹線同士がすれ違うと、
少しびっくりするような、
窓枠が気圧か何かで音を立てる。
トンネルに入り、
窓枠には、俺の姿が反射して映っていた。
今の俺は
何点の男なんだろう。
久しぶりに、点数でも、つけてみるか。
そんな事を思いながら
満点の告白の言葉を考えていた。




