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1.点数

【chapter.01】 点数(全20話)




・・・う〜ん、5点。




あれはどうだ?

まぁ、7点か?




おっ、振り返ったぞ・・・2点だな。





うんうん。

なるほどね。

データは無いんだけど、学力に比例して

美人平均点は下がる訳だ。

俺はそんな事を思っていた。




ここは大学の大教室。

なんだかんだで勉強はそこそこに頑張って、

そこそこのレベルのここ、絵空(えそら)大学の中でも偏差値の低い工学部に入った。


バカと天才が混ざる高校にいた時は

点数の高い女はたくさんいたのだが

これから始まるキャンパスライフの偏差値は低そうだ。



今日は今年度入学した俺たちの為の説明会だ。


大型の教室の後ろの方の席についた俺は

次々と入ってくる女子の顔面に点数をつけていた。



とはいえ、100人程度の学科の

数える事20人もいない女子だ。

さすが工学部だ。女子少なっ!




まぁまぁ、落ち着けよ俺。

女子との交流はこの学科だけじゃない。

これからおそらく、たくさんの出会いがある。



サークルの女子とか。

サークルはまだ決めてないけど。


バイト先の女子とか。

バイトも決めてないけど。


1週間前から暮らしてるアパートのお隣さん、あれもアリだな。話しかけてもないけど。



あーあ、俺って男子校出身だし

恋愛もろくにしてこなかったな。


女子に点数つける立場じゃないよな。

全く、何考えてんだよ俺。




「オィ!君ィ!君だよ!」




はっ、と我に帰ると、

冴えない男が俺に話しかけていることに気付く。


「あっ・・・はい?」

「これからよろしくね」


冴えない割にはコミュニケーションを取ってくる。

見た目の割にグイグイ来るタイプだな。

めんどくせーな。話しかけるなよ。

そのまま前を向く。

女子の採点に忙しいのだ。俺は!




ーそれは説明会開始の2分前だった。





(おーっと!ここに来てまさかのラストアイドル登場!ゆるふわボブカット!顔立ちは幼すぎず大人すぎない!ひらりとスカート!パステルカラー!お胸は良い感じにありもしないが無くはない!間違いない!この教室で一番垢抜けている女の子!10点だ!!!)

俺は俺に解説する。

俺の中の審査員が皆10点の札を挙げた。




教壇側の入り口から入ってくる女の子。

茶髪のゆるふわボブカットの女の子。

ほかの女子よりも間違いなく垢抜けてる女の子。





10点の女の子が現れた。





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