第二話 甘美なテスト
アリス「いいか、君も国の捜査機関である憲兵庁の捜査官の端くれでレベルアップを目指しているのならこれぐらい分からないとな。
ジャージャン!第一問!未然に防ぐ組織、予防情報型の組織は?」
恋人「国家情報調査室!
事件やテロ、スパイ行為が発生する前に情報を掴み、裏で潰すことを目的とした組織。
多くは、事件が起きる前に動くため情報収集に特化、秘密裏に行動する特徴がある。
コノ国の王直属の情報機関。国内外の政治、経済、テロなどの情報を事前に集め、分析、国に危機が及ぶのを未然に防ぐためとこ!」
アリス「正解!次!」
カウンターインテリジェンス(国家安全防諜調査機関)
恋人「国家安全中央情報調査庁!
破壊活動阻止法などに基づき、国に危害を加える恐れのある過激派や危険な団体等を24時間常に監視、事件を未然に防ぐためとこ!」
アリス「エクセレント!次!」
恋人「憲兵庁国家安全防諜調査機関!通称国安!
憲兵の中にありながら、普通の捜査官とは全く違うスパイやテロの抑止を専門とする実動部隊。憲兵の捜査官なので、事件が起きる直前の段階でも確保する権限も持っているやつ!」
アリス「ビューティホー!では、起きてからしか動けない組織、事後、捜査型は?」
恋人「憲兵庁!
何かを発見、通報等を受けて初めて捜査を開始できるやつ!
予測憲兵の噂もあるよ!
魔法科学研究所などで研究、導入間近と言われている。
データをゴーレムに学習させ、予測、預言させ、事件が起きる前にその場所をパトロールすることで、犯罪を未然に防ぐと言われているやつ!」
◇◇◇
トン、トン、トン、トン…
薄暗い室内に心地よい一定のリズムが鳴り響いている。
目の前には数多くの蠟燭。
その揺らめく火を見つめて頭の中にまで鳴り響くリズム…
この煙のお香なんだろ?
なんだか懐かしい…
良い匂い…
ああ、体の芯から温まってきてる…
老人の声「それでは、我らが皆幸廻界のお天道様の教えを皆様で歌いましょう。この本に書いてあるお天道様のお言葉通りにすれば皆悩みなく幸せになれます。そしてお天道様がお作りになられた修行に励めば更に幸せになりより近づけます」
本を開く。
ドン、ドン、ドン、ドン…
チリーン…
チリーン…
チリリーン…
◇◇◇
恋人「んんー!いい天気だ!こんな日は捗るなー!なんだか捜査一課のデカになれる気がするー!!」
アリス「…。なんでそんなに捜査一課にこだわるの?」
恋人「そりゃーかっけーっからじゃん!花形じゃんね!アリスの隣には捜査一課のデカって…うん!いいねいいね!それに置いて行かれないようにしないとね!もっともっと頑張るゾー!」
アリス「置いていく訳ないじゃん…」
恋人「あ!」
恋人は階段前にいた荷物を持っている老人に駆け寄り荷物を持ち手を繋ぎゆっくりと階段を上がっていった。
口角が上がっている。
皆、口角が上がっていた。
アリスも─
———
続く
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