↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛する機会を与えよう  作者: 大貴古川
プロローグ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/3

プロローグ

 ねぇ、小説の中には不自由なんてないよね。



「はぁ……」


 黒田葛美(かつみ)は、鏡越しに自分の口元を見つめ、重いため息を落とす。

 鏡に映った口元は、鼻の下から顎(あご)まで、暗く影がかかったように、痣(あざ)で覆われていた。


 ねぇ、愛ってなんだろ。

 その答えを知りたいから、小説の中に愛を与える。そして受け取る。


 吐く息を全てため息に変えながら、机に向かった。

「——私の能力(ちから)があれば……。いつか私を愛してくれる人が創れるかなぁ……」


 万年筆を握り、原稿用紙に筆先を走らせる。

 そして最低限の設定を書いて、万年筆を置いた。


「あなた達が本当に強い欲望を持ったときだけ、それを叶えられるように、私は干渉するよ」


 ——さぁ、愛する機会を与えよう。

 差し出されたその命は、一滴も残らぬよう、費やされるためにある。


 そして原稿用紙に、ひとりでに文字が現れ、物語が紡(つむ)がれていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
読了しました!! 新連載おめでとうございます!! かつみさんの能力……文章が勝手に紡がれてくだけじゃない気がする。色々考察しちゃいますね!! 前作とは違う感じの物語でワクワクが止まりません!! 次回…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。