45 - ???
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持っていた本を閉じる。
見守っていた物語がまた一つ、終わった。
少しのもの寂しさを覚え表紙をひと撫でしたところで、近くで聞こえた声に顔を向ける。
「あれ〜? そろそろ続きが出る頃だと思ったんだけどな……」
「レベッカ、見つかったのか?」
「ん〜、……今日じゃなかったみたい」
「なら早く行こう。また今度見に来ればいい」
「うん、付き合ってもらったのにごめん」
そう言って肩を落とす女性に声をかける。
「お嬢さん、もしかして探し物はこれ?」
「え? あ! そうです、これです! ありがとうございます!」
「ふふっ、こちらこそありがとう」
「え……?」
「おーい、レベッカ? 行くぞ」
「あ、うん。ちょっと待って!」
「ん? その本、あったのか?」
「それが、今この人が……ってあれ? 今ここに人がいなかった?」
「? いや、見てないけど」
「?」
「まあ、見つかってよかったじゃん。早く買って行こうぜ。まじで遅刻するぞ」
「あ、ノエ待って〜!」
不思議そうにしながらも本を買い、嬉しそうに帰って行く背中を見送る。
「ありがとう、私の物語を気に入ってくれて……」
こうして、違う場所で物語は残されていく。
あなたのお気に入りの話も、もしかしたら、また何処か知らない世界に生きる人々の、本当にあった人生なのかもしれない。
To be continued......
初めて書いた物語、無事完結出来て一安心。
最後まで読んでくれている人がいるのかどうか…
分からないけれど一応一言残します。
ありがとうございました。




