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秘密
入学して一ヶ月、やっとこのクラスに慣れてきた。
「おい!まえや!これ教えろ‼」
ハイテンションで話しかけてきたこいつは、斎藤 永嗣だ
「教えろじゃなくて教えてくださいだろ」
そんな会話をいつものように繰り返している。
その教室でいつも1人でいる女がいる。
「あいつ話しかけにくいよな」
みんなそう言っている。
そんな彼女がある日、
「あの まえだくん、こっちきて~」
と不気味な声で話しかけてきた。
俺は、ビックリして
「はっはい!!」
と言ってしまった。
その後彼女についていくと、この学校で1番広い音楽堂に出た。
「なっなんだよ」
と言うと、彼女はため息をついて
「率直に言うわ あなた私の秘密知ったでしょ」
といきなり言われて、
「知らない」
と言うと
「私知ってるのよ あなたが私の秘密をみた事を‼」
と言われ、ドキッとした
実は、昨日の放課後彼女が「魔法」のようなのをしているところを見てしまったのだ!
「やっぱり見ていたんだー」
「なっ何で知っているんだよ!」
いきなり言われてこう言ってしまった。
「私の秘密を知ったなら私についてきてー」
不気味な笑顔で言ってきた。




