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3/5

手錠で繋がっている朝

こんにちは。

今回の3話は短かったので、2話と3話を同じ日に投稿しました。

朝です!

 朝日が眩しくて目が覚めた。昨日と同じ朝。なんかじゃなかった。隣には美人な女性がいた。

「おはようございます。蓮司様」

 俺が目を覚ましてあくびをしただけで桜井さんが起きた。

「おはよう…」

 二人で立ち上がりベッドの前にて桜井さんが俺の手首を掴み、手錠を触り始める。

「睡眠時のみ装着なので起きている間は外します。」

 ピッピッとレジみたいな音が聞こえるんだが。

 桜井さんは手錠を指で触る。

 時間かかりすぎなんじゃないか。

「…」

 お互いの沈黙が聞こえてくる。

 俺は気になって何をしてるのか桜井さんの指先を見た。すると訳が分からない物が映ってた。

「え、液晶…?パスワード…?」

 鍵とかじゃなくてパスワードの手錠のロックだった。風情が無い手錠だなあ。手錠に風情求める方がおかしいか。

 しかもずっとポチポチやってるし…何桁あるんだ…?1,2,3,4,5,6,7,8,9,10…100桁はあるな…これ全部暗記してんの?

 桜井さん、上京したら山手線を一日で全部覚えれそう。今やっと入力終わったよ。

 リビングに二人で向かう。俺の前の方に行き桜井さんが俺の方を向いた。

「蓮司様。朝食は私が作りましょうか」

「いやいいよ?食パンだけで大丈夫!」

「栄養のバランスが悪くなってしまいます。料理させていただきたいです」

 妻じゃねぇかおい。はよ結婚させろよ。

「じゃあお願いしてもいい…?」

 桜井さんがキッチンで料理を始めた。ちなみにうちはLDKなので監視がちゃんと出来るのだ。

 俺はダイニングに座り、桜井さんを見つめる。うーん。

 なんかもう受け入れてる感あるけど全然信じられてない。なんで俺が監視対象者なのか。A.H.Aが何なのか。桜井さんってどんな人。

 とか全然分かってない。まあ危険なことが無ければなんでもいいかも、と思っている。

 保護っていうのが嘘か誠か見抜く力を俺は持ち合わせていない。ただの勘だ。でも信じるしかないと思っている。

 これで俺で人体実験みたいになったら話は変わってくるからな。いや、誰かと一緒に暮らせるならどんな人でも何が起きても俺は嬉しいかもしれない。

 桜井さんが料理の最中にチラチラこっちの方を向く。

「桜井さん…?監視とはいえ指切らないようにしてね?」

 一瞬桜井さんがハッとする。

「すみません。気をつけます」

 …?桜井さんの動きが止まった。え?

「違うって!!!料理しないで俺だけを監視しろってことじゃないよ!?」

 料理をしろ。おい鍋!鍋!ブクブク言ってる!ああああ!!!!!

 〜数分後〜

「完成です。」

 と言いながら提供してくれた。うん。何ですかこれは。

 出された料理は紫だし、煙出てるし、モザイクかかってるし。てか鍋使ってたよな。めっちゃ固形だぞ。

 レーション1番好きって言ってる人に料理作らせた俺が馬鹿か。

「ごめん桜井さん、これは食べれないよ?」

「すみません。やれると思ったのですが…」

 どゆこと?

「どゆこと?」

 と聞くと桜井さんは申し訳なさそうに言う。

「その…」

 ん?と思っていると桜井さんが冷蔵庫の前に立ち冷蔵庫を開ける。

「牛乳と卵と納豆しか無くて…」

 料理しない俺のせいだ!!!!!!ああああ!!!!

「桜井さん!!!ごめんなさい!!!俺のせいです!!!全部食べます!!!モグモグモグモグ!!!美味しい!!!」

 美味しいと言いながら全部口から吐き出す俺。

 てかなんで納豆も入れたんだよ。栄養優先したのか。おえぇ。

 桜井さんが顎に手を当て考える。

「…それでは今日は外食をしましょう」

 そんな風に、両親が帰国するまでの、僕と桜井さんの2人の生活が始まった。

ありがとうございました。

「小説家になろう」って文字を一気に置き換えたり出来るんですね。

4話も頑張ります!

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