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コートルの特訓⑤

「おい、またこれかよ!」


 日向はこの前の美咲の特訓の時に着たメイド服を着ている。


「絶対趣味だろこれ!」


 そう日向は言うが、趣味だけではないのだ。


「ちゃんとした理由もあるからそう文句ばかり言うな」


 その理由を聞いてないから文句が出るんだよ。


 コートルは理由があると言うが日向はその理由を説明されていないのだ。それもあり日向の文句はとまらない。


「教えてくれてもいいだろ」


 そう主張するとコートルは少し悩む。


「まあ今からじゃとめんどくさいし、特訓が終わってから説明しよう」


 そう言ってコートルは剣を取り出す。


「本当に教えてくださいよ!」


 日向も剣を取り出す。


 日向が受ける特訓は、コートルと闘う、それだけだ。


「いつでも攻撃してこい。もちろん手加減はしてやるから安心するんじゃ」


 コートルは笑いながら言う。


 この人、無駄にうざいな。


 だが、実際にコートルは日向に動がなくても余裕で勝てるので、コートルが煽りっぽく言っているだけで、言っていることは正しい。


 日向は心を落ち着かせて、魔剣のスキルを使いけんに風魔法を纏わせる。


「じゃあ、行きますよ」


 日向は剣を構え、高速移動を使い、コートルとの距離を詰める。


「はああああ!!」


 日向は振りかぶり、コートルを斬ろうとすると、


「なっ!?」


 日向の剣はコートルの頭をとらえたはずが、空を斬り突風が吹く。


「当たるわけないんじゃなー、そんな遅い攻撃」


 コートルは気づいたら日向の数メートルほど後ろにいた。


「そのスキルはずるいだろ!!」


 コートルが今使ったのはワープと言うスキルだ。


 そのスキルばかり使われると埒が開かないので日向は禁止と主張する。


「いいじゃろう。じゃあ次はわしから行こう、か!!」


 そう最後に声を大きくして言うと、風を足に纏わせ、す日向の目の前に高速で移動し、蹴る。


「やばっ!」


 日向はなんとか剣で受けるが、風邪を纏わせているので吹き飛ばされ、木に激突する。


「ほう、受けが間に合うか! じゃが、風魔法を使えば吹き飛びはするんじゃよなあ」


 この機会に絶対楽しみも混ぜてるだろ。


 木にもたれながら日向はそう思う。


 すぐに立ち、そして、今度は炎を纏わせる。


「次こそ当ててやる!」


 そうして振りかぶり攻撃をしようとする。


「力じゃわしに敵わん事がわからんか!」


 そんな事は知っている。だから、こうするまで!


 剣同士が衝突する直前に、日向は炎を風に変える。


「やべっ」


 情けない声がコートルから出る。


 剣が衝突すると、日向はパワーで負けて転ぶが、コートルは風の魔法のせいでさらに吹き飛ぶ。


「ははは!! 油断して吹き飛んでやんの!!」


 日向はコートルにやり返しの意味もあり、風の魔法を使った。

 その不意打ちが油断していたとはいえ決まったのが嬉しくて仕方がない。


「はっはっはっ、全く、油断したわ」


 コートルが笑いながらそう言うが、目が笑っていない。


 あ、やばい、あれキレてる。

 謝らないとかな?


 コートルに怖気付き、日向は悩むが、


「そ、それもた、ただの言い訳だろ? 」


 いってしまったぁー! 、完全にキレてるよあの人、なんかドス黒いオーラが見えるもん。


 日向は後悔するがいってしまったものは仕方がない。


「あれ、恥ずかしくて立てないでずごほあ!!」


 さらに日向が煽ろうとすると、突然お腹に衝撃が走る。


 ブチギレたコートルが一瞬で日向の前まで行き、腹を強めに殴ったのだ。


「言いたい放題言いやがって、こっちはお前のレベルに合わせてるんじゃ。」


 そう日向に言う。


「いってっ……ああああ、ゴホッゴホッ!」 

 日向は腹にクリーンヒットしてしまい、痛くて蹲ることしかできない。


 ちょっとやりすぎだろ、こっちはちょっと飛ばしただけなのに……まあ煽ったけども。


「やり……すぎ……だろ……ハア、ハア」


「まあ今ので、チャラでいいじゃろう。

 ほれ、もうそろ立てるじゃろう。続きをやるぞ!」


 そうコートルは言うがまだ立てそうにない。


「もう……ちょっと……まっで」


 そして、数十秒ほど経つと、回復したので、また、戦闘が始まる。


 日向はうまく戦おうとするが、一向に当たる気配がない、コートルの圧倒的スキル量の前では、ある選択肢の数が違う。

 流石にきついとわかったのか、コートルはある提案をする。


「限界突破を使ってみるんじゃ。日向が持っているスキルの中で、そのスキルが一番強い」


 限界突破か、


 日向はあまりこのスキルが好きではなかった。

 なぜ嫌かと言うと、単純明快、魔法少女になるからである。


「お前の特訓は、そのスキルがメインになるんじゃ、嫌がってないではよう使え」


 悩んでいること伝わったらしい、コートルはそう言う。


 マジで? これのスキルメインなの? まあ、すごいスキルなのは間違い無いけど。


「わかりました」


 少し悩むが、強いスキルなので、いつまでも使わないわけにはいかない、そのせいで有達が、ピンチになることもあるかもしれない。


 いやいや日向がスキルを使い、日向の周りが光に包まれる。


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