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第321話 各個の主観.27

私は、アシャーリー=イズモ。


“ルシム宰相”にとって孫娘の1人です。


さて。


[帝都]での暮らしにも慣れてきました。


城内の南東に造られている[料理研究施設]で新作を試すのが楽しいです。


まぁ、日本で幼馴染だった“チサちゃん(カトリン)”とお喋りしてばかりなときが多いですけれど。


あと、“セゾーヌちゃん”が調味料を開発している[南西の建物]へ、カトリンと遊びに行ったりしています。


なので、クッキングは殆ど進んでいません。


(それではいけない)と思って、何かしらに挑戦してはいますが。


例えば、昨年(さくねん)、“鬼人のディージー君”が「そう言や、ハンバーガー屋とかピザ屋とかって、ねぇの?」といった素朴な疑問を呈し、“委員長”はもとより転生者たちが「あぁ」と反応したことで、建築が開始されたのです。


[チキュウビストロ系列店]などの料理屋さんで献立(こんだて)が増えすぎて負担になってきつつあったので、丁度よいタイミングでもありました。


よって、ハンバーガーとピザの追加メニューを考案してきたのです。


そんなこんなで年が明け、暫くしたある日の事でした。


都の東にある[谷]で【ダンジョンブレイク】が発生したのは。


それがきっかけとなり、モンスター達が暴走しながら向かって来ているそうです。


このため、討伐に赴くことになりました。


魔物は約二千。


味方の数は、その半分ぐらいです。


私の緊張が高まっていきます。


正直、怖いです。


竜人と鬼人の“最強種族たち”に期待します。


そうした私は[弭槍(はずやり)]とかいう武器に変更しました。


魔人になっていた“副委員長”の勧めもあって。


これは、[西洋風の弓]の先に[槍の()]が付属しているものです。


片側だけではありますが。


なにはともあれ…。


小雨の降る草原で、“モンスター集団”と激突しだしました。


私は、主に[矢]を()っております。


時折、迫りくる魔物に[弭槍]を振るったり払ったりしてダメージを与えていきました。


結果、(これ、便利かも♪)と気に入る私です。


何せ、仲間との距離が近すぎると【神法(しんぽう)】を使えないので。


〝巻き込まないように〟との配慮にて―。



私は“セゾーヌ・ディメン”です。


[スサノオの帝都]で生活するようになり、少しずつ祖父母と仲良くなっています。


そんな私は、調味料を開発してきました。


最近では“カトリーヌちゃん”と共同で[キャラメルソース]を完成させた次第です。


これをもとに、カトリーヌちゃんが、[ケーキ]や[ポップコーン]と組み合わせたり、[キャラメル]を仕上げています。


キャラメルソース自体は誰でも作れますが、カトリーヌちゃんと試してみたら、私の【特殊スキル】を用いたほうがより美味しくなると判明しました。


また、他の調味料も、研究したり、熟すのを待っているところです。


そうした日々のなか、祖父母と母が働いている[雑貨屋さん]に顔を出したりしています。


“先生/イグル君/コルティちゃん”と一緒に[ショッピングセンター・バジ]に渡って。


この3名も、実家が、お店を経営していたり、収穫した野菜を販売してもらっているので。


それ以外の転生者達も遊びに訪れるときがあります。


委員長の場合は[視察]になっていますが。


“帝王陛下”なだけあって。


ちなみに、ショッピングセンターは、[白色の石材]で築かれており、広めの[一階建て]で、地球の[ヨーロッパ風]といった造りです。


所々に、[アーチ形の窓]が備えてあったり、[観葉植物]が置かれています。


[フードコート]に[イートコーナー]はありません。


周辺に[チキュウビストロ系列店]などが在るため、ラルーシファ陛下がたによる〝客の流れを妨げないように〟との配慮だそうです。


なお、先生が【お取り寄せ】した[本]によれば、フードコートは〝複数の飲食店のブースが隣接しており、それぞれから注文した品を共有のテーブルや椅子で食べられる場〟なのだとか。


イートコーナーのほうは〝コンビニやスーパーにデパ地下などで、消費者が店内で買ったお惣菜やお弁当などを食べるためのスペース〟との事でした。


ま、なんにせよ……。


草原で“モンスターの群れ”とバトルになっています。


いくらか雨足が強くなってきました。


私や“黒猫の獣人 ユーンさん”の武器は、[鉤爪(かぎつめ)]になっています。


片方に三つの[クロー()]が付いているので、計六つです。


これらの先端は尖っています。


おかげで、[ナックル]よりも殺傷力が高まりました―。


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