第5話 ソウの誕生日(2)
短いです。すみません!
「ソウ~!お誕生日おめでとう!!」
ソウの誕生日当日、私は昨日完成させたひし形のチャームを朝一番でソウに届けに行った。
「ありがとう。」
「はい、これ。プレゼント!」
ソウがフィリアから受け取ったひし形のチャームを手に取る。フィリアの魔法で作られたそれは雪に見立てた白い粉が中でふわふわと舞っていた。
「これって…フィリアが作ったやつ?」
「うん!結構頑張ったんだよ?初級魔法じゃ作れなくて中級魔法だったんだ〜!」
「え、ちゅ、中級魔法…?いつから練習してたんだ?」
「え…そ、それは言わなきゃだめ?」
やばい!中級魔法の練習始めたのが昨日だと知ったら夜更かししたのが絶対バレる…!
「あ、それはそうと今日はいい天気だな〜、あはは」
「今日は雪が降ってるけど?」
「うっ…」
「フィリアのことなんだから魔法練習し始めたのどうせ昨日とかだろ?」
「なぜバレた…!?」
「いや、無理やり話題を変えたことから考えると夜更かしして練習してたってことになるからな。」
「はい…そうです。」
ソウの推理恐るべし…!私の言動から練習し始めた日と夜更かししたことまでわかるなんて!明日からは魔法の練習だけじゃなくてソウに夜更かししたのがバレない対策も考えなければ…
「でも、1日で中級魔法を完成させたのか。それも難しいひし形…すごいじゃん、フィリア。」
「ふふ〜でしょでしょ〜!まずは円形の水で練習して、その後に菱形の練習したんだけどね、魔法のコツはやっぱりイメージ。だから一回成功するとその後の成功率も上がってね…」
水球の形を維持する魔法を習得するときのコツを話そうとすると、ソウに止められる。
「説明は大丈夫。」
「え〜?大丈夫だよ、後1時間で終わらせるから。」
「余計大丈夫になった。初等学校いったら水魔法が好きなやつもいると思うし、そいつに語ってくれ。」
「初等学校行くのなんて冬明けてからじゃん〜」
「それまでたくさん練習して、多くの魔法のことを話せるようにでもしとけ。」
「確かに!それいいかも」
「ソウ〜、今朝渡した、初等学校入学式のお知らせ。フィリアちゃんと確認しといたら?」
「はーい」
「ソウのとこ、もう届いたの!?私のところはまだなのに。」
「まぁ一応父さん、村長やってるからな。この村から通う人数の確認とかの紙と一緒に届いたらしい。」
「へぇー、すごいね。見せて見せて!」
「これ。」
ソウが見せてくれたのは[今年、初等学校に入学する皆さんへ]と書かれた薄いピンクの紙だった。
持ち物や予定が書かれている。持ち物は鞄と筆記用具くらい。予定は…入学式やって、クラス発表して解散。
「クラス発表あるんだ〜楽しみ!」
「よかったな。」
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