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 激しい憎悪の眼差し。


「藤沢くんと何してたの?」


 涙目。


 唇は震えてる。


「あんたみたいな女に…」


 整ってる顔が歪む。


「藤沢くんは、私のものなの」


 そうじゃないことを知ってる。


 女にだらしない…そう、私にさえ手を出してくる藤沢に、早乙女は遊ばれて捨てられた。


 あんな男を好きになって。


 ろくに寝てないのか、眼の下はクマになって、顔もやつれてる。


 そんなに、あのクズが好きなの?


 黙ってる私に、心労で限界を迎えた早乙女の感情が爆発した。


 右手を振り上げる。


 叩けばいい。


 私の頬に鋭い痛み。


 なのに、早乙女が叩かれたような表情になった。


 下を向いて泣きだす。


 涙がこぼれ落ちた。


 下を向いたまま、早乙女が給湯室から逃げ出した。


 また、私一人。


 部屋の様子を隠し撮りしてたスマホを確認する。


 藤沢がキスしてきたところも、早乙女が私を叩いたところも、全て撮れていた。


 これを元に告発する。


 会社に居られなくしてやる。

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