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NCT(New Cell Type) 近未来物語~  作者: オルソー
~序章 MRS9編~
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6話 一室

今日は2話目の投稿です

よろしくおねがいします!

「これでフィニッシュ!!」


ドンッとひときわ大きな音をたてたシュバルツ。それとほぼ同時にAキラーが吹き飛ぶ。ドサリ、と重い音を立てAキラーはそれきり動かなくなっていた。懐には大きな穴が空いており、死んだのだろう。これにて任務完了ってことか。ふぅ、と俺は安堵のため息をついた。すると夜桜が


「あ、ありがとう。助けてくれて」


「ん?あぁ、気にするな。俺にできるのはこれくらいだし。てか、攻撃できないからさ」


本当のことを言って微笑んで見せる。俺には攻撃手段が無いからどうしても攻撃は夜桜のみになってしまう。もちろん攻撃に専念するので回避が遅くなることもある。そこは俺がカバーしなければならないのだ。それはともかく


「あー……。どーする?これ」


「これって……。どうしようもないじゃない……。」


これ。つまりこの瓦礫の山。戦闘を行うと決まってこれがくる。ちなみにAキラーは行動不能になると跡形もなく消滅する。だからどうやってAキラーになったのか、など検証材料も無いのでずっと闇の中だろう。


「しゃーない。理事長行きだなこりゃ」


「そうね。それが良いわ」


そう言うと夜桜は携帯を取りだし理事長の番号をコールする。そして一方的に、いろいろ壊れたから後はよろしく!と、言い放ち切った。相変わらず人のことを考えないやつだ。まぁ、元は理事長の依頼だし。これくらいはしてもらうか。


「……私の出番なしかも」


「……あ。居たのな神輿」


今のいままで正直忘れていたとは言えなかった。



戦闘から自宅に帰る。ほとんど俺はなにもしていないが先天的な異能者はNCTを接種した人よりも精神力の消耗が激しいからどうしても疲れも早く出てしまう。特に俺は今まで自分の異能ときっちり向き合っておらず、使い方も慣れていない。おかしなところで全力を使ってしまうのも多々ある。で、夜桜曰くもっと訓練しなきゃダメよ!練習あるのみ!など、熱いことを言っていた。で、なんかもう俺は正式にMRSの一員として見られているらしい。本人の了解も無しにMRSは入らされるのか?夜桜や神輿みたいに化け物じみた戦闘力を持ってるやつらと合わせろってのが無理な話だ。などと考えながらソファに寝っころがる。しばらくして眠気が誘ってきたので特に抗うこともせずそのまま俺は眠りについた。



どれくらいの時間が経ったのだろうか。すっかり日は落ち時計を見るともう8時を回っていた。


「い、いかん。寝すぎたか……」


特に夜はなにもすることはないのだが一人暮らしのゆえ、食べ物も作らなければなにもない。あたりまえだが。夕飯を作ろうと思い起き上がろうとする。しかし…


「……??あ、あれ?」


起き上がれない。別に力は入るのだがなんか上から押さえ付けられているような感触…。


「って、重……」


「誰が重いってのよ。このバカ」


「!?!?!?」


あきらかに俺ではない女子の声に思わず身を震わせてしまった。ソロ~っと自分の腹部あたりを見上げるとそこには


「よ、夜桜……」


が、俺の上に座っていた。正直なところ別に重くはないのだがやはりのし掛かられてる感触があるからだろうか。つい言葉に出てしまった。


「重くないわよ。クラスでも軽い方よ。全く、だからあんたはバカにされるのよ」


と、夜桜がぶつくさ言っている。……ん?ちょっとまて


「おい、夜桜。さっきなんて言った?」


少し気になった点があったので聞き返した。


「え?だから重くないって」


「ちがう。その後だ。」


このやりとりお約束だけども。


「えーと、クラスでもバカにされるって……」


改めて言われるとやっぱ傷つくわ。俺が聞き返したんだけどさ。でもそれとこれとって別に話が合ってなくないか?それを夜桜に言うとあきれた、と言ってから続けた。


「やっぱりわかってないのね。あんたって本当のバカ?」


「人を指で指すな。バカバカ言うな。どういう意味だよそりゃ」


夜桜の右手を下ろし俺は追求する。すると夜桜は俺から降りてソファの空いた場所に座った。そして


「まず、女子に乗られて重いとか言うこと自体バカなのよ 。デリカシーの欠片もないやつよ」


と、いきなり寝ている俺の上に勝手に座ってるプライバシーの欠片もない女に言われる。


「あのな。なんも乗ってないと思ってたから重く感じたわけだよ。普通、寝てるやつの上に乗るか?」


文句を言ってやると夜桜はもう聞く耳持たず。といったかんじでそっぽを向いていた。むかつく。


「で?何のようだ?」


俺の部屋というか家にどうやって入ったのかとかなぜ俺の上に乗っていたのか、とかいろいろと疑問は残るがとりあえず用事があるのだろう。そう思い聞いてみた。しかし夜桜は


「え?特にこれって用はないわよ?」


「……は?んじゃなにしに来たんだよ」


こっちはまだ眠いと言うのに……。早く寝たいわ。


「いや、あの別に大したことはないんだけど……」


なにやら夜桜は言いにくそうにモゴモゴしている。早く用を済ませてくれないかな?あぁ、やばい。なんか寝ちまいそうだよ。


「ま、えと、これからここに泊まるってことになってね……」


「……ふーん」


と、眠い俺は8割程度眠すぎて聞いていなかった。とりあえずこいつは無視すると怒るので適当に相槌を打っておく。


「ふ、ふーんって……。あんたはそれで良いの!?」


「あー……。なんでもいーんじゃねーの?」


「そ、そぅ?なら、私、ホントにそうするからね!?」


…ん?なんか夜桜がいつも以上に必死だな。なんかあるのか?ま、良いか。早く寝たい俺はその後、勝手にしろ、俺は寝ると言い残して再び眠りについた。

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不定期更新で申し訳ありません…。

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