15話【コラボ】メメントモリ
二章完結。
大量の服や下着が散乱したベッドの上で、わたし達はお互いに見せ合っていた。
「永久ー、これどう?」
「ん、可愛いと思う」
「こっちは?」
「セクシーすぎると思う」
「じゃあこっちにしよ!」
「ん、明日の服は決まった……えい」
「へ? きゃあ!?」
「刹那の裸見てたらムラムラしてきた。から、する」
「わ、分かったから、落ち着い――」
「ん、今日は私が上」
「いきなりすぎ、ん……んぅ……」
「ん……刹那、好き」
「わたしも、永久が好き」
ーーーー
とある一軒家を訪れると、出迎えてくれたのは二人の少女だった。片方は橙ショートのテンションが高い女の子で、もう片方は青ショートのテンションが低い女の子。
「うわーヤバー! ガチでイケメンじゃーん! ヤバー!」
「ん、想像以上」
「ありがとう、二人も可愛いよ」
「きゃあー! きゃあー!」
「ん、照れる」
二人に案内されソファに座ると、いきなり両側から抱きつかれた。
「優希さん、女好きって本当ですか!?」
「本当だよー」
「ん、こっち見て」
「何?」
言われた通りに見ると、永久はスカートを捲り見せつけてくる。
「わお、大胆」
「ちょっ! 何で履いてないの!?」
「興奮した?」
「したした。超したよ」
「むふー」
「わたしの話を聞けー!」
「刹那ちゃんは何をしてくれるのかな~?」
「え!? えっと……えっと?」
「刹那ちゃん可愛い~」
「ん、刹那は可愛い」
「もう! 揶揄わないで!」
ーーーー
ゲーミンググッズに侵食された部屋の中に、ピンク色を基調としたドレスの兎獣人と灰色を基調としたスーツの猫獣人が現れる。
「はいはーい! メメだよー!」
「モリだよ~」
「二人合わせてー! メメントモリチャンネルー!」
「チャンネル~パチパチ~」
『元気で偉い』
『今日もてぇてぇ』
「今日は凄いゲストを呼んでるよー! はい!」
「薔薇の間に女挟んだら売れたわ笑。イエーイキャットで~す。よろしく~」
『……すぞ』
『禁忌に触れたな』
『ゆ゛る゛さ゛ん゛!!』
『いくらキャット様と言えどぶち殺し遊ばせますわよ?』
「わぁ怖い。という事で、今日やるゲームは~? ……メメさん!」
「はい! 今日やるゲームはこちら! ブロックラフト、です!」
「ん、力作を見せて好感度を稼ぐ」
「言っちゃダメだよ!?」
「期待してま~す」
『スルースキル高杉謙信』
『誰だよ』
『全部言うじゃん』
『力作、ねぇ』
「早速ログインしちゃいましょー!」
「オーイエ―!」
「いえ~」
ブロックラフトとは、全てがブロックで構成されている世界を冒険して素材を集めて、装備を強化したり建築を楽しんだりするゲームである。
「お~、街じゃん」
「皆で作ったからね~」
「ん、私達と観光するべき」
「いいよ~」
その後、ファンタジーなお城やら卑猥な建築物を紹介されながら楽しんだ。
「ん、力作」
「う、うちのモリがごめんね? キャット様」
「僕は平気だけど、モリちゃんは恥ずかしくないの?」
「……少し」
『知ってた』
『完成度たけーなオイ』
『そんな物男に見せるなよ』
『ちなみにモリちゃんのを参考にしたらしい』
「なるほどね~?」
「……見る?」
「キャット様見たいんですか!? わたしのでよければ!」
――シュルシュル
『モリちゃん?』
『痴女行為はいけません!』
『おい馬鹿ピンク』
『その汚いアワビ隠せ』
「汚くないし! ……多分」
「ん、メメのはちゃんと綺麗」
「モリちゃん」
「メメ」
二人は数秒見つめ合うと、お互いの唇を重ね合わせた。
『よかったねメメちゃん』
『キャット様の前で変な話するな』
『これキスしてない?』
『キャット様大丈夫?吐き気を催してない?』
全然催してないので、アバターの首を動かしてそのことを伝える。
『邪魔しないようにしてて草』
『百合もイケるのか(戦慄)』
「さあ! 冒険に出発だー!」
「目標は~アナザードラゴン~」
~この配信は終了しました~
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「いや~、終わった終わった」
「終わっちゃったー」
「ん、余裕だった」
「さて、配信も終わったことだし」
「「……ゴクリ」」
「取り敢えず、ベッド行こっか」
わたし達は感想を言い合った後、彼の腕に引っ張りながらベッドの上へ移動した。
「あ、あの……胸、触ってもいいですか?」
「いいよー、はい」
「わ、硬い」
「ん、私も」
暫く二人で触っていると、いきなり永久に胸を揉まれる。
「んっ。と、永久?」
永久は少しわたしの胸を揉むと、また優希さんの胸を触り始めた。そしてまたわたしの胸を揉んで、優希さんの胸を……。
「む~、そんなことするならわたしだって」
「ん? いいよ?」
「……」
許可が出たので服の上から胸を揉み拉くと、永久の息がどんどん荒くなっていく。
「なんで上も着けてないのよ」
「ん……刹那、待って」
「やだ」
「むう」
わたしが無視して手を動かし続けていると、一方的にされるのが気に入らないのか永久もわたしのスカートの中に手を入れてきた。
「先にイッた方が負け、どう?」
「いいよ? わたしは永久の弱点知り尽くしてるから」
「ん、それは私も同じ」
メメント・モリ
↓
メメとモリ
あっさり 一瞬
↓
浅理 刹那 (あさり せつな)
テンションの高い女の子。永久が好き。
何時までも 永遠
↓
井筒 永久 (いづつ とわ)
テンションの低い女の子。刹那が好き。




