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Code;07  作者: 藍屋 柴洛
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Case;00 序章『平穏』

「どうも、初めまして。私は『瑞樹 千奈』(みずき せんな)と言います


皆は『千奈お姉さん』って呼んでくださいね!」


「「はーい!!」」


現在、私は父親の伝手で図書館でバイトさせてもらってます


極々普通の女子高生です


・・・・・


「「千奈おねえさん、ありがとう、ございました!」」


千奈「はい、また来てね!」


「お疲れ様。はい、これ」


後ろからドリンクを持った手が伸びてくる


千奈「うひゃ!?…もう!ビックリさせないでください!」


この人は、この図書館でお世話になっている『柊 唯』(ひいらぎ ゆい)さん


唯「いやー、脅かし甲斐があるわぁ!」


握られているドリンクをもらう


千奈「あ、ありがとうございます」


唯「今上がりでしょ?ちょっと時間ある?」


千奈「?あ、はい」


唯さんが腕時計型のデバイスを確認する


唯「じゃあ、電車の時間まで付き合ってくれる?」


千奈「はい」



【休憩室】


唯「千奈ちゃん、私ね…千奈ちゃんが来て嬉しかったの。最近までは、あの子たちみたいな子どもが来ることも無かったし、正直もうダメかなって思ってた」


千奈「本離れですかね…」


唯「そうかもしれないね…。でも少しずつだけど、着実に客足は増えてるの。それも千奈ちゃんが来てくれたからよ」


千奈「そんな、私なんて…」


唯「コラっ、そんなに悲観的にならないの。事実利用者が増えてるんだもの。もっと誇りなさい」


千奈「…はい」


唯「よし。ならお姉さんはもう少し頑張ろうかな…」


唯さんが手に持ったコーヒーをグイっと一気飲みする


千奈「それでは、失礼します」


唯さんにお辞儀をする


唯「そんなのしなくていいよ!まったく…あ、気をつけて帰りなよ!」


千奈「あ、はい!」


私は足早に駅へと向かった…




【最寄り駅】


何事もなく最寄り駅までついた。周りは街灯がついていて人通りも多いとは言えない


千奈「はぁ、すっかり暗くなったなぁ…」


歩いていると、ポケットから『リリリリッ!』っと携帯の着信音がする


千奈「はい、もしもし」


通話用のデバイスを耳にかけ、ライターほどの携帯の電源ボタンを押す。


『ピッ!』と軽い電子音が鳴り、通話を起動する


???「ちょっと!いつまで遅くなっての!」


千奈「ああ、母さん」


母「今どこにいるの!?」


千奈「今最寄り駅の『夕凪駅』の近くだよ。もうすぐ家に着く」


母「そう。早く帰りなさいね」


千奈「わかった。すぐ帰るから」


母「気お付けてね」


千奈「うん」


そうすると、携帯の通話を切る


私は足早に自宅に向かうのだった…

オリジナルは初めてなもので、至らぬところもあると思いますが

気軽に指摘していただけると幸いです

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