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プロローグ2

 僕の名前は、桜井祐也。

 都内の学校に通う高校2年生だ。

 いつもは普通の学生を演じているが、僕にはある秘密があった。

 実は、僕はある魔術組織の凄腕の暗殺者で二つ名は、「断罪の刃」といい、敵対する組織の連中からは、魔術師殺しとして恐れられている。

 相棒は、金髪美少女で名前は、アリス。彼女は、僕にベタ惚れである。

 普段の冴えない学生としての僕は、世を忍ぶ仮の姿というわけだ。


 ……という設定で僕は、今日も妄想をしながら学校の居残りで、夜遅くなった帰り道を歩いていた。

 そう僕は、高校生でありながら、俗にいう中2病という病にかかっている。

 妄想してる時の自分は特別であるというあのなんとも言えない無敵感が、病みつきになってしまい中々抜け出すことが出来ないでいた。


 きっと僕も大人になっていつか当時の自分を思い出して、ベッドで頭を抱えながら悶える日がくるのであろう。


 考えな事をしながら、歩いているといつの間か家の近くの工事現場の近くまで来ていた。



「お、なんかいい感じのパイプだ」



 僕は、辺りに誰もいないのを確認して落ちていた鉄製のパイプを拾い上げた。こういう無骨な鉄の棒は、なかなか僕の中2心くすぐった。

 パイプを剣に見立てて軽く振るってみたりする。

 ブンブンとパイプが風を切る音が、してなんだか自分が本当に剣を振るっているんじゃないかと錯覚した。



「我が断罪の一撃を受けろ」



 僕は、誰かに聞かれたら恥ずかしい台詞をポーズを決めて呟いた。

 その瞬間、閃光が弾けしばらくして雷が落ちる音が聞こえた。

 


「うお!びっくりした。今日夜から雨だったっけ?結構近くに落ちたのかな?」


 雷の音に驚き、地面に置いて鞄を拾い上げあようとした瞬間先ほどの雷の光とは比べ物にならないほどの閃光がその場に弾けた。

 大声をあげて堪らず目を閉じてしまう。



「うあああああああ‼︎」



 何故かびゅうびゅうと鳴る激しい風と落下しているような浮遊感を感じ僕は、目を開けそして再び、悲鳴を上げた。



「えええええっ‼︎」




 死ぬ、死んじゃう。



 目を開けると僕は、空中にいて真っ逆さまに落ちていた。

 必死で手にもったパイプをバタつかせるが意味はなく、どんどん地面が近づいてくる。



 な、ななにが?起こってるんだっ⁈


 

 5秒程落下をしていたら、目の前に何か大きな生き物みたいなものが現れた。



「うわっ‼︎」


 偶然振り回していたパイプが、ぐちゅりと嫌な音を立ててその生物の目に突き刺さり、僕は刺さった勢いをそのままにその生き物の首に不恰好にへばりついた。


 「うおおおおお‼︎なに、なんなのこれえええ!」


 なんとかしがみついていたけど、とんでもない勢いでふりまわされ、僕は、耐えきれずに手を離してしまった。

 


 あっ、やばい。


 そして再び宙に投げ出され、硬いものに頭をぶつけたのを感じながら僕は、そのまま意識を失った。




 

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