出会いー遥斗ー
「人工知能ロボット遥斗といいます」
俺の記憶フォルダに残っている言葉はこれだけだ
今なぜ路地裏のような場所にいるのかが分からない
人工知能ロボットは今当たり前のように街を歩いている。人間か人工知能ロボットかパッと見では判断出来ないくらいに。唯一判断できるものは首元にあるチョーカーだ。俺の番号は「250408」この番号と名前で自分のことを調べられたりしないだろうか?ダメだ管理者権限で調べられないようになっている
「マスターを探さなくては」
俺は路地裏からでるために立ち上がってみるとボディが凄く汚れている。炭っぽい。はらうだけでは落とせなそうだどこかで洗わないと
自分の中でタスクが表示される
『・マスターを探す・ボディを綺麗にする』
「早く行こう」
「やぁ、遥斗くんだよね」
路地裏から出ようとしたら知らない人に声をかけられた
「はい。どなたですか?」
「君のマスターから頼まれてる着いてきなさい」
「マスターを....知っているんですか?」
その人は俺を値踏みするかのように見てきた
40代くらいの男性。黒マントを被っていて腰元に狐のお面をつけている。観光地で売っているような黒いキツネに赤と金が映えている。
「ほんとうに記憶がないんだね。」
「自分の名前しか覚えていません。何かご存知のことがあれば教えて頂きたいです」
「君は記憶フォルダを焼き消されているから新しくフォルダーを入れなきゃ行けないそうじゃないと今の記憶も無くなってしまう。おいでフォルダーを入れてあげるよそして昔のことを一緒に思い出していこう」
焼き消されている....だからボディも少し汚れているのか
「俺はついて行っても大丈夫ですか?」
そういうと男は鼻で笑ってきた
「自分のことは自分で決めないとね。君の人工知能は決めることも出来なくなったのかい?」
「俺は自分が何か分からなくて怖いんです。俺と言っていますが、本当は僕だったかもしれないし私だったかもしれない。何が正しいのか分からないんです」
男は息を吐き、短いまつ毛をこちらに向けてきた
「仕方ない一から教えていこう、私も手伝うから君も私のことを手伝ったくれ」
俺の中で何かが腑に落ちた....気がした
ただのメモリ不足かも知れないけど
「すみませんお世話になります。俺はあなたのことをなんとお呼びすればいいですか?」
「んー、そうだなじゃあ」
『先生』と




